忙しい朝。
大人だけなら分刻みで予定通りに準備できますが、乳幼児がいる家庭では、思わぬハプニング続出で、支度にたっぷり時間がかかってしまいます。
自宅で過ごしている赤ちゃん時代なら、朝のんびりしていても支障はありませんが、「パパのお出かけ前に一緒に朝ごはんを食べる」「育児イベントなど外出の予定がある」「保育園や幼稚園に出かける」など、出かける予定がある場合、朝の支度をスムーズに進めることが大事です。
朝の15分を短縮させるコツはどこにあるでしょうか?
●子どもの起床・食事に時間がかかる
「朝、慌ただしくなってしまう理由」で最も多いのが「朝ごはん」。
「子どもの食事に時間がかかる」という声が1番多く、続いて「子どもがなかなか起きない」「子どもの身支度が進まない」と続きます。
全部子どもの行動にかかっているわけです。
●朝ごはんは「食べやすさ」重視で!
日本では重要視されている朝食ですが、海外ではビスケット2~3枚とコーヒーで済ませることもあるほど、簡素なケースが多いようです。
大人でも「朝はあまり食べられない」という人も少なくないのですが、子どもも朝は食欲が落ちていることが多いのです。
朝起きて間もないうちは、まだ胃腸が本調子でないので、朝食は軽めの方がよいのかもしれません。
よく食べる子は問題ありませんが、食が細く、食べることに興味のない子は、だらだらと時間がかかってしまう傾向があります。
朝から栄養バランス優先して、子どもが苦手なメニューがたっぷり並んでいると、さらに食べることが苦痛になってしまい、よけいに時間がかかってしまいます。
そんな場合は思い切って、子どもが喜ぶメニューにしてみましょう。
ヨーグルトとバナナ、味噌汁とおにぎり、パンとウィンナー、などです。
栄養バランスはお昼と夜でトータルに摂れれば問題ありません。
ご飯かパンか選ばせたり、ふりかけやジャムを自由に選ばせてるのもよい方法です。
大人でも同じですが、好きなメニューが朝並んでいると、気持ちよく目覚めて、進んで食卓に座り、あっという間に食べ終わることができるでしょう。
寝ぼけていたら「大好きないちごがあるよ」と声をかけてもいいですね。
「目が覚めない子の唇にオレンジジュースを塗る」というママもいます。
美味しいものにつられて、子どもがすんなり目覚め、喜んで朝食を食べられればしめたもの。
時間のかかる「起床」「朝食を食べる」があっという間に完了し、しっかり体が目覚めることで、その後の支度もスムーズにできるようになります。
15分、場合によっては30分も早く、子どもの準備が終わるようになるかもしれません。
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