赤ちゃんが生まれると、様々なお祝いの行事があります。
もちろん、その地域によってもお祝いごとに多少の違いがありますが、小学校へ入学するまでの赤ちゃんのお祝いの行事はだいたい同じなので覚えておきたいですね。
まず、生まれてから7日目をお七夜といい、名付けの行事として行います。
次に、生後30日前後に地元の神社へお参りをするお宮参りを行います。
これは、地域の神様の氏神様の子供となって守ってもらうために行うものです。
生後100日では、お食い初めとして子供用の茶碗や箸などを揃えて大人と同じものを食べるという節目としてお祝いをします。
お食い初めのお祝いは、両家の両親が揃っての食事会などをしてお祝いしている人が多いようです。
生まれた月日に関係なく行われるお祝いとしては、初めてのお正月を迎えたり、初節句を迎えた時には、盛大にお祝いを行います。
特に、3月3日の女の子の初節句では、母方の近親者が雛人形を贈るという風習があります。
男の子の初節句は、5月5日でそれぞれ性別によって初節句に違いがあります。
生まれてから1年が経過した誕生日には、歩き始めた子供につきやすいと言われている邪霊を追い出す意味から一升の餅をついて背負わせて歩かせるという風習があります。
また、西日本の地域ではモノ選びと言われるものを行ったりするようです。
モノ選びは、本や筆、そろばんなどを並べてどれをとるかによって子供の将来を占っていたようです。
最近では楽器やサッカーボールなどを並べるところもあるなど時代によって変化しているものもあるようです。
生まれてから1年が経過すると、後は七五三などの行事が行われ7歳で赤ちゃんの行事としてはひと通り終了となります。
生まれてからの赤ちゃんの行事は、どれをとっても健康で元気に育ちますようにという願いが込められているものばかりなので、ひとつの節目として赤ちゃんの成長をみんなでお祝いする機会を持つというのも大切ですね。
Photo by Teresa Qin