子供育てというのは、傍から見たり想像しているものと実際はまったく違います。
テレビなどでは赤ちゃんがすやすや寝ているところを母親が笑顔で見ていたり、一緒に楽しくお料理をしていたり、なんて幸せな光景ばかりが映し出されるので、穏やかで幸せな日々が続くものと思ってしまいます。
ですが現実は、夜泣きやぐずり、いたずら、いやいやなどとの戦いです。
もちろん穏やかな時間もありますがそれだけではないですし、年齢が上がっていくほど肉体的にも精神的にも子育てはハードになっていきます。
愛するわが子を育てているのに楽しくない、という方は、メンタル面が弱っているのでケアも必要になるでしょう。
そうならないように子育てを楽しむためには、まずは固定概念を捨てることです。
子供は無邪気で素直、親の言うことをきちんと聞くのが当たり前、というような概念を持っていると、そのレールの上から子供がはみ出すとイライラしたりしてしまいます。
また「子供のために」と一生懸命動いていると、自分の時間がなくなってしまいそれが結果的に子育てを楽しめない原因になります。
子供や自分に一般的な型をはめるのではなく、ある程度余白を作ってください。
子供は一人の人間で感情を持っているのですから、ぐずったり言うことを聞かなかったりするのは当たり前、という気持ちで接してください。
家事や育児も完璧にやる必要はなく、多少部屋が汚くても毎日掃除をしなくてもいいですし、洗い物だって後回しにしても特に問題はないのです。
それより、ゆっくりお風呂に入ったり、パパにちょっと預けて一人で買い物に行ったり、自由な時間を作るように、パパの協力をとりつけてください。そうすれば、子育て中の笑顔が増えてくると思います。
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