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【パパがんばって!】父親の存在感が薄いと、子どもの家庭内暴力が増える

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<家庭内暴力と親子関係について>

家庭内暴力と親子関係には深い関わりがあります。
子どもの家庭内暴力を起こす率が増える原因について解説します。

●家庭内暴力が起こりやすい家庭の特徴

戦後の高度成長期から、日本の社会構造は大きく変化し、これが親子関係に大きな影響を与えています。
父親は、会社に身を捧げ、母親は専業主婦として家を守るという家庭が主流となり、父親の家庭での存在がどんどん希薄になり、一方で子どもの教育、しつけを母親1人に任せきってしまうという家庭が多くなりました。

家庭内暴力を起こす子どもの成育環境を分析してみると、

・父親が家庭を放棄
・母親の過保護・過干渉
・男の子、第一子、特に一人っ子

といったケースが目立っているそうです。

父親に代わり、家での主導権を握る母親は、父親不在の寂しさと欲求不満のはけ口として、子どもを幼児期から過剰なまでに干渉するようになります。
このように、過保護、過干渉になってしまう母親の性格的な傾向として、自己中心的、神経質、強迫的な面がある、としています。
子どもたちは、母親からのこのような過干渉に息抜きができなくなり、大きなストレスを感じるようになるのです。
その結果、母親がいないと何もできないという依存心が増しつつ、自分の欲求をコントロールする忍耐力が育たず、不安定な精神状態となってしまうのです。

●暴力が始まる年代と対処

暴力を振るい始める年齢は、男女ともに13~17歳のいわゆる思春期に集中しており、高校1年生の15~16歳をピークにして急激に減少する傾向にあります。
家庭内暴力は、子どもが大人へと成長する段階で起こる、あがきのようなものです。
もしも、家庭内暴力が起きた時には、子どもと真正面から向き合うことが大切です。
どうしていいのか分からない精神状態にいる子どもと粘り強く話すこと、そして同時に、カウンセラーのような第三者の介入も必要になってきます。

この事実は、反対に父親がしっかりと存在感を示し、家庭内で発言権を持ち、家のことや子育てに積極的にかかわるようになることで、家庭内暴力を防ぐことができるということでもあります。
子どもが小さいうちはチャンスですし、大きくなってからでも構いません。父親にはどんどん参加してもらうよう、夫婦のあり方を見つめなおしてみるといいですね。

<出典>http://kokoroyamai.net/domestic-violence/entry134.html

Photo by crystalohara

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