わが子は、できれば、生まれもった能力を最大限に開花させてほしい。
親ならついそう願ってしまいます。
同じ才能を持って生まれても、全く勉強しなければ成績が伸びないように、育つ環境によって、能力の発達に差がでることは知られています。
●爆発的に脳が発達する0~3歳は、大きなチャンス
脳を刺激するために、なるべく早くから塾に通うべきでしょうか?
いえいえ、もっと身近な、日常の中に、子どもの脳を刺激する知育遊びはたくさんあふれているんです。
●手先を動かして脳を刺激する遊び
◆洗濯ものたたみ
ママの横でハンカチやタオルをたたんでもらいましょう。
1歳ならぐちゃぐちゃに丸めているだけでもOK。
手先の感覚を発達させ、指を動かす練習になります。
上手になってきたら、自分の服をたたんだり、折り紙にも挑戦してみましょう。
◆お片付け
お片付けはモノを識別して、分類する訓練になるほか、言葉の指示を理解する練習になります。
「赤いボールはどこ?」「ここは車をいれる箱だよ」「向きを揃えてね」
作業後はお部屋がキレイになって一目瞭然、「わーキレイになったね!」と達成感が味わえます。
おもちゃの他、靴を並べたり、食事の配膳を手伝ってもらったり、「お手伝いありがとう」と認めて褒めてもらうことで、脳がメキメキ発達し、自己肯定感や自信も育まれます。
◆お料理
子どもをおんぶしながら、「野菜を切ってるよ」「お鍋に入れるよ」と解説しながら、料理しているところを見せるとよいでしょう。
高価なおままごとのおもちゃを買い与えても、ママが料理している姿を見たことがない子は、遊ぶことができません。
反対に、お料理している作業をよく観察している子は、お砂や泥、葉っぱやどんぐり、ビーズ、毛糸などでも、豊かな想像力で幅広いメニューを作り出すことができます。
もちろん、危ないからキッチンには子どもを入れないという人もいますし、安全への考えは人それぞれなので、一概にはいえないのですが。
いかがでしたか?
わが子の能力をぞんぶんに伸ばすためにできることは、ママが普段行っている日常の家事の中にもたくさん含まれているんですね。
手間はかかるので余裕がない時は難しいかもしれませんが、子どもを邪魔と思わず、家事にどんどん巻き込んでいけるといいですね。
Photo by Quinn Dombrowski