最近「育脳」という言葉が浸透して、赤ちゃんの脳を育てるいろんなメソッドが紹介されていますね。
そのさきがけともいえるのが「脳科学おばあちゃん」として知られる久保田カヨ子さんの育児方法です。
かよこおばあちゃんの愛称で知られる久保田カヨ子先生、今その育脳メソッドが高い関心を集めています。
久保田カヨ子先生とは1932年大阪府に生まれた教育評論家です。
ご自身も2児の母として子育てを経験し、0歳児からの育児法を実践、本を出版されました。
実はご主人も京都大学名誉教授で大脳生理学の権威と呼ばれる久保田競さんで2011年に瑞宝章を受賞、お父様は宣伝会議創業者の久保田孝氏という家系です。
その後テレビ出演を経てますます有名になり、現在久保田乳幼児教室である「くぼたのうけん」を主催されています。
久保田カヨ子さんの育脳法ではまずママの育児のてほどきから入り、子育てはやりがいがあり、面白い物だと紹介しています。
子どもとのコミュニケーションを図ることとしておむつを換えるときに必ず声をかけるというものがありますが、これは赤ちゃんの神経回路を育て、表情を豊かにすることだといいます。
核家族化の進む現代だからこそ、声に溢れ、言葉に溢れた世界は必要不可欠だというのです。
赤ちゃん自身の遊びとしては記憶力を鍛える遊びとしていないいないばあを勧めており、さらに脳がどういう動作がどのくらいの力を出すのか理解するために、握ることやつかむこと、ひねることにつまむことが大切だといいます。
立派な教材がなくても、家庭で毎日の子育てで実践していけることばかりですね。
色に関して言うと赤ちゃんは最初赤、青、黄色しか理解できませんが、それを認識させ徐々に似た色を区別させることが良いのだそうです。
他にも様々な脳の発達に関わる行動と認識がありますので、興味のある方はかよこおばあちゃんの著書や実際に幼児教室に通ってみてはいかがでしょうか。
Photo by Leonid Mamchenkov