子どもの好きなもの嫌いなものは昭和と平成でどう変わったのでしょうか。
ぐるなびが行った調査でランキング結果が発表されました。
<上位はほとんど変わらない?>
●今の小学生が好きなもの
平成14年から20年までに生まれた子どもを対象に好きなものと嫌いなものをランキングにしましたので好きなもの、嫌いなものの順に見てみましょう。
・1位:カレーライス
およそ28%の子どもがカレーライスを好きと答えるほどカレーライスは人気です。
・2位:寿司
回転ずしが増えたことなどもあり、寿司が好きという子どもが増えています。
・3位:鶏のから揚げ
ジューシーで美味しい、おなかに溜まるので満足感を得やすいようです。
またピザ、刺身、ポテトフライ、焼き肉なども10位内にランクインしていました。
●今の小学生が嫌いなもの
では嫌いな食べ物ベスト3は、平成生まれはどうなっているでしょうか。
・1位:ゴーヤ
独特の苦さは熱を加えても消えないことから嫌いと答える子どもが多いです。
・2位:セロリー
繊維質と青臭さが嫌いという子どもが非常に多いです。
・3位:ピーマン
苦いから、ということが一番の理由でカラーピーマンも苦手な子が多いです。
●団塊世代が小学生のころ好きだったもの
続いて昭和20年から30年に生まれた現代50~60代の人が子どものころ好きだったものベスト3と嫌いだったものベスト3です。
・1位:カレーライス
昭和も平成もカレーライスが好きという子どもは多く、昭和は57%以上がカレーライスを挙げています。
・2位:オムライス、ハンバーグ
同率2位となりましたが、昭和30年代は洋食が普及してきたころですからオムライスやハンバーグが好きな子どもも増えてきました。
他にもすき焼き、コロッケ、とんかつなどもランクインしています。
●団塊世代が小学生のころ嫌いだったもの
続いて昭和の子どもが嫌いな食べ物ベスト3ですが、平成と共通している部分もあります。
・1位:セロリー
やはり繊維質で苦みや青臭いということから嫌いという子どもが多いです。
・2位:レバー
独特の臭みや加熱した時の食感が嫌ということでレバーを上げる子どもがいます。
・3位:納豆
臭いから、ねばねばするからということでランクインしていますが、現代は健康志向の人が増え逆に納豆が好きという子どもも多いです。
このように結果を見てみると、好きなものはどの時代も変わらないということが分かりますし、嫌いなものにもある程度の共通点があります。
味覚はいつの時代も変わらない、甘いものや味が濃いものを好む傾向にあるようです。
それにしても、半世紀、50年の時代を経ても、カレーライスは不動の人気なんですね!
スマホや高層ビルなど、育った環境はずいぶん変わっていますが、子どもの本質は変わらないのかと思うと、なんだか微笑ましいですね。
<出典>
http://r.gnavi.co.jp/sp/spring/kodomonohi/infographics/
Photo by Toshimasa Ishibashi