子育て中のパパとママのケンカ。多くの原因は、パパにあるようですが、ママ側に原因があることもあります。よくある4つの要因をご紹介します。
当たり前のことなのに、ちょっとしたすれ違いで、ケンカが起こってしまうのはなぜでしょうか?
●ママが「わたしばかりが大変!」と主張しすぎる
確かに赤ちゃんのお世話は24時間無休ですし、泣き声に迷惑する人もいるのではと気が休まることがありません。
そのため、圧倒的にママの負担が増えるケースが多いのです。
そこで、手がつかない家事などを夫に手伝ってほしい、2人の子なんだから育児に参加してほしい、と考え、わからないパパに、「あなたも参加するのが当然!」という態度を取ってしまうのです。
1回言っても伝わらないから、繰り返し、いろんなアプローチで伝えているのですが、それが、場合によっては恐ろしいプレッシャーになってしまうのです。
夫も仕事で疲れて帰ってきているのですから、命令口調やきつい言葉をかけては、夫も休めず、育児や家事の大切さに気づくどころか、反対に家に帰るのが苦痛になってしまうのです。
歩み寄るどころか、ますます、すれ違ってしまうのは、もどかしい問題ですね。
●家事ハラスメント
またパパががんばって育児や家事をやろうとすると、ママが横から「それ間違っている」「かえって仕事を増やしている」と口出しをしてくる場合も夫婦げんかに発展します。
茶わんの洗い方やしまい方が違う、洗濯物の畳み方が違う、赤ちゃんのお尻はきれいにふいてほしいなど小言が増えると、夫もやる気を失います。
認める前に、文句ばかり言われたら、モチベーションが下がってしまうのは、大人も子どもも同じです。
もし改善してほしいことがあれば、多少の失敗はめをつぶって、褒めるを8割、間違いの指摘を2割、くらいのつもりでいるとよいでしょう。
●よそのパパと比べる
また友達の夫など、よそのパパと比べることが夫婦げんかになることがあります。
あの家のご主人は家事を手伝ってくれる、あの家は休みの日に家族で出かけるなど比べてしまうのです。
うらやましいと思う気持ちをそのまま夫にぶつけてしまうのですが、隣の芝生は青いというように、近所もあなたの家をうらやましいと思っている部分があるものです。
今ある環境や家族に巡り合えたことに感謝することも大切です。
●子どものことを全部ママが決めてしまう
子どもの教育方針をすべて妻が決めてしまうことで、夫が子育てに参加できていない疎外感を感じることが、さらなるすれ違いを生んでしまいます。
子どもの叱り方の方針、家のルール、習い事やお金のかけ方など、
特にお受験は大切なことで、夫を無視して話を進めてしまうと夫婦げんかも大きくなりますので、お互い子どもにどんな道を歩んでほしいか話し合うことも大切です。
Photo by Oleg Sidorenko