子育て中のパパやママに、リフレッシュできる息抜きはとても大切です。
ですが、最近、その息抜きで、家計が傾いているという夫婦が増えているのです。
●パチンコから、スマホゲームへ
かつて借金をつくって家庭を崩壊させるギャンブルの代表的なものが「パチンコ・スロット」でした。
しかし、最近はパチンコやスロット、競馬などのギャンブル利用者が減り、多くの時間を家庭でまったり過ごすという人が増えてきました。
けれどもスマホの普及と同時に、今度はスマホゲームの課金が定着し、特に「ガチャ」という、課金して、ランダムに出てくるアイテムから自分の欲しいものを狙うというシステムに、多くのお金を費やす人が増えてきたのです。
一回の料金は小さいけど、狙ったアイテムがなかなかでなくて、ついつい何度もガチャを回してしまい、気づくと月に5万円も課金していた、というパパやママも少なくありません。
高収入の家庭で、生活費の中のごく少量の娯楽費から出しているなら問題はありません。
また旅行やレジャーのように、同じ5万円でも家族みんなで楽しい経験ができるなら、必要な娯楽費ととらえることができます。
しかし、これから子どもの学費を貯蓄しなければいけない、一般の子育て家庭で、パパやママがスマホをいじっているだけの時間のために、5万円を使っているとしたら、考え直さなければいけないかもしれません。
●モンスト破産、ゲーム離婚
特にオンラインのゲームで大人気のモンストやモンハンなどのゲームは、中高生からお年寄りまで楽しんでいるゲームですが、そのはまりやすさから、膨大な時間とお金を費やしてしまい、その結果、家計が破たんしたり、夫婦関係が冷え切って離婚手前になっている家庭が、最近急増しています。
パパが家庭を放置したままハマるケースが目立ち、ママに注意されると残業やトイレなど嘘をついてまでゲームをしたり、生活費を少ししかママに渡さずに、こっそり大金を投じているケースが多くなっています。
何事も「生活に支障がでるようになったら病気」です。家族を失ってまで必要なゲームなのか、一度冷静に考えた方がよいでしょう。
●増えているスマホネグレクト
パパに限らず、ママも、子育て中に頻繁にゲームにログインしたり、オンラインの仲間とのやり取りを優先して、子どもを全く見ていない、子どもの話を無視する、家事をしなくなるなど、無自覚な「スマホネグレクト」状態が増えています。
Photo by Jay Ryness