早い子で5~6歳くらいから、小学校入学前になると乳歯が抜けて大人の歯が生えてくる子どもも出てきます。
これは成長の一つですから喜ばしいことですが、大人の歯を虫歯にしてはいけないというママのプレッシャーも出てくることでしょう。
ところで乳歯から大人の歯に生まれ変わるころの子どもの顎の中は、どうなっているのでしょうか。
●すでに大人の歯が待機している
生まれたばかりの赤ちゃんは乳歯の元はできていますがまだ大人の歯まではできていません。
子どもへと成長して歯が生えそろってもまだ大人の歯は息をひそめています。
乳歯が抜ける時期を意識しだしたころレントゲン写真を撮ると、乳歯の根の上に永久歯が待機しているのを見ることができます。
しかし形はまばらで、もうすでに大人の歯の形になっているものもあればかけらのようなものしか見えないこともあります。
永久歯も順番に生えてきますからまだ出来上がっていない大人の歯があっても不思議ではありません。
永久歯は成長しきると外の世界に出てこようとしますので乳歯の根をどんどん吸収していきます。
すると乳歯がぐらつき、根を失った乳歯が抜けて永久歯が頭を出すということです。
このとき痛みを感じる子どももいますが、歯医者に行くと永久歯が生え始めるころと教えてもらえるでしょう。
乳歯が抜けた後、歯茎に根が残っても、すぐに吸収されてなくなってしまいます。
また、乳歯が虫歯だったり歯磨きが不十分な場合、出てきたばかりの永久歯は弱いのですぐに虫歯になってしまいます。
乳歯だから虫歯になっても大丈夫というのは、誤った認識です。
ママがしっかり仕上げ磨きをしてあげて丈夫で強い永久歯を育ててあげましょう。
<出典>
http://www.with-dc.com/info/post-148/
http://www.forte-dental.jp/diaryblog/2012/08/post_280.html