親が歯磨きの重要性を理解していないせいで、3歳の子が虫歯で11本も歯を抜いたそうです。
ひどい親ですね、どういう神経をしているのでしょうか。
しかし、そんな子どもがたくさんいるというからさらに驚きです。
現在の先進国で本当に起こっているなんて…
●オーストラリア人は乳歯を大事にしない!虫歯を抜く子は何千人も。
日本では、歯磨きの習慣を小さい頃から徹底的に身に付けさせるための取り組みが盛んですが、オーストラリアでは、乳歯を大切にしないそうなのです。
乳歯がひどい虫歯になると、いい永久歯が生えてこないばかりか、永久歯も虫歯になりやすくなることは先進国では常識です。
日本では信じられないような、感覚ですね。
オーストラリアでは、乳歯というはいずれ大人の歯に生え変わることから、それほど気にしない親が多いそうなのです。
なんと、オーストラリアのヴィクトリア州では、1000人以上もの子どもの歯が抜かれたそうで、その理由がまた凄いのです。
●3歳児が11本も抜歯!
とある3歳の男の子は、11本の乳歯が歯医者さんで抜かれてしまいます。
虫歯の進行具合が酷く、修復不可能になっていたからです。
基本的に、歯医者さんでは、小さな子どもの歯は抜かず、詰め物などで対処されます。
しかし、詰め物での対処では間に合わないほどに悪化した虫歯は、抜歯するしかありません。
この男の子は、抜歯する本数が多いことと、嫌がって暴れるのを防止するために、全身麻酔が使用されたそうです。
●虫歯にならない訳がない!日本人が驚愕する子育て事情
この男の子に限らず、麻酔をして何本も虫歯を抜かれる子どもが、オーストラリアには多いのだそうです。
こんな状態になるのには、当然ながら理由があります。
そうです、無知な親が多いのです。
酷いケースでは、乳児用のマグボトルにコーラなどの甘いソフトドリンクを入れることもあり、だらだらと甘いものを口に入れたまま過ごします。さらに、歯磨きもろくにせず、歯のケアも十分ではありません。
また、歯に良いとされる牛乳にも、ハチミツを入れて子どもに与えるそうで、これでは逆効果です。
歯の健康は、親次第です。
小さな頃からの歯磨きの徹底と、定期的な検診が、健康な歯を作ります。
これを反面教師として、ぜひ、子どもの歯の健康を見つめ直したいですね。
<出典>Australian Dental Association
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