歯磨きを嫌がる子どもはどうしてもいるものですが、子どもに歯磨きに慣れさせるためにはどうすればいいのでしょうか。
●口に入れるのが苦痛な場合
子どもが仕上げ歯磨きを嫌がるのは、歯磨きが苦痛だと感じているからです。
ですから歯磨きは苦痛の時間ではなく、楽しくて気持ちいい時間と思えるようにしてあげることがポイントです。
たとえば口に触られるのが嫌な子どもには、手のひらを子どもの口に当てる離すを繰り返して、自分の声が変わる様子を感じさせてあげるといいでしょう。
また子どものほほを両手で挟んで離すを繰り返したり、さすったりするのも効果的です。
口を開けて上を向くのが苦しいと感じるなら、起き上がって、座った姿勢で行ってもかまいません。もちろん仰向けになった方がしっかり奥まで磨くことができるので、だんだん慣れてきたら、背もたれの角度を倒していって、仰向けで仕上げ磨きができるようにしましょう。
またどこかを痛がる場合、磨く大人が力を入れすぎてないか、歯ブラシが大きすぎないか、チェックしましょう。
対象年齢どおりの歯ブラシだと大きすぎることがあるので、ヘッドがかなり小さくて、毛先が柔らかい歯ブラシを選べば、磨くときの抵抗が少なくなります。
●子どもが歯磨きをしたいと思える雰囲気づくりをする
子どもが歯磨きが楽しいと思えるようになったら歯磨きをすることがいいことだと認識させてあげましょう。
上手に歯磨きができたらたくさん褒めてあげるのが一番効果的で、「また明日歯磨きしようね」と約束をするのもいいでしょう。
また同じ時間に歯磨きを行い、褒めてあげることで子どもは歯磨きの習慣を身に着けることができます。
もちろん体調が悪い、眠いときに無理に歯磨きをさせる必要はありませんが、できるだけサイクルを作ってあげてください。
●「1日3回」にこだわらなくてもいい
歯磨きの回数も1日3回食後に、寝起きに、寝る前にと決めつけるのではなく、まずは1日1回から始めて歯ブラシに慣れさせ、そろそろ回数を増やしてもいいなと思ったら1日2回に増やしてみてください。
子どもに歯磨きを慣れさせるためには子どもに無理のない範囲で楽しく歯磨きを始めることです。
親子のコミュニケーションの時間としてとらえ、子どもの歯磨きを実践してみてください。
Photo by MIKI Yoshihito