本来、英才教育というのは、優れた才能を持っている子供の能力をさらに伸ばすための教育です。
つまり、残念ですが、優れた才能の持ち主でないふつうの子に英才教育をしても、天才にはならないのです。
もちろん子供に才能がなかったとしても、子供が勉強の意味を分かっていなくても、結果的にそれで頭が良くなって将来につながるのであれば悪いとは言えません。
また最初は子供が嫌がっていても、続けているうちに積極的に勉強をするようになれば、それはそれでとても良いことです。
ただし、最初に書いたように、英才教育をしたからといって、子供が必ず天才になるわけではありません。
一時期は、子供の脳は3歳までに作られるという説が広まったため、乳幼児のころから必死に教育をするママが増加しました。
英才教育の意味を知らないまま、ただやみくもに乳幼児の頃からいろいろなことを教え込もうとする親御さんがいて、小さいころから英才教育をすれば天才に育てることが出来ると思っている方が多いようです。
ですが現在では研究の結果により、脳が認識して成長をするのは6歳ぐらいからというのが定説となっています。
それにあまりにも小さいうちから英才教育をすると、感情が表に出ない、表情が乏しくなったり笑わなくなるという調査もあるようです。無理にさせることはない、と言えそうですね。
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