SNSをアルバム感覚で利用している人や、友達との情報交換や近況報告などに利用している人も多いと思うですが、子どもの写真を不用意に公開するのは避けた方が良さそうと思われる情報をご紹介します。
●海外でよく起きている事例
屋外のプールで母親が娘の写真をスマホで撮影して、そのまますぐにフェイスブックに投稿する、ということは何も特別なことではないはずです。
海外に住むママも同じです。
あるママが、自分の子どもの写真を撮ってフェイスブックにアップしていました。
このママの周りでは、子どもたちの写真をフェイスブックにアップして見せ合うことが当たり前のようになっていました。
ところが、インターネット上を捜査しているサイバー警察が、このときアップロードされた娘の写真を、児童ポルノのサイトで発見したのです。
フェイスブックでは、プライバシーを保護できる設定もできるので、上手に利用しましょう。
●サイバー警察が警告する4つのリスク
今、世界中のサイバー警察は、ソーシャルネットワーク上に、自分の子どもの写真を不用意にアップしないよう、警告をしています。
その理由と、実際に起こっている犯罪例や事件をご紹介します。
◆子どもや家族の情報が洩れて、ストーカーや性犯罪、誘拐のターゲットになりやすい
写真から自宅の場所がバレたり、行動範囲を知られてしまい、犯罪に巻き込まれやすくなります。
◆親がプライバシーデータを保護していない姿は、子どもにとって、インターネットの悪いお手本となってしまう
知らない人に個人情報を教えないことを教育していても、親がどんどん情報を公開していると、それでいいのだと子どもは思ってしまいます。
◆アップされた子どもの写真が、犯罪者の顔写真に利用されてしまうことがある
犯罪者が「女の子の母です」といって、アップされた子供の画像をプロフィール画像に悪用するケースが増えています。
◆アップされた写真がきっかけで、子どもがいじめられる原因になることもある
子どもにとって恥ずかしい内容の投稿は、数年後に、学校の仲間に見られて、いじめの原因となることがあります。
気軽に楽しめるソーシャルネットワークですが、一つ間違えば怖い犯罪のリスクにもつながることを知っておきましょう。
フェイスブックでは、プライバシーを保護できる設定もできるので、上手に利用しましょう。
Photo by Ashley Webb