日本で一般的な赤ちゃんの大きさは、身長が50センチ前後、体重は3000グラム前後です。
日本でも大きな赤ちゃんはたくさんいますが、それでも5000グラム前後です。
先進国として食べ物や生活の豊かな日本でもお腹にいる赤ちゃんはそのぐらいが限度で、それを超えると日本の場合は、母体にも危険が伴うため、自然分娩では出産できず、帝王切開での出産となるようです。
●8.7キロの赤ちゃん
インドネシアで生まれたアクバルちゃんは、国内一大きな赤ちゃんとして誕生しました。
体重は8.7キログラム。
これは1歳児と同じくらいの体重です。
アクバルちゃんのお母さんは妊婦糖尿病を患っていて、これがアクバルちゃんの成長に大きな影響を与えたといわれています。
しかし、サイズ以外にはアクバルちゃんは赤ちゃんとして何の問題もなく、いたって健康。
お母さんも妊婦糖尿病になったものの順調に回復しています。
アクバルちゃんの名前には巨大という意味がありますが、まさに同じ時期に生まれた子どもと並んでみるとひときわ大きいです。
何の病気や怪我もなく名前に負けないように、このまま大きく育っていってほしいと親も周囲も思っています。
ちなみにこれまでの世界で最高に大きな赤ちゃんは、1955年に生まれた10.2キログラムの赤ちゃんです。
アクバルちゃん同様生んだお母さんはさぞ大変だったことと思います。
出産するとき、自然分娩にしても帝王切開にしても、お母さんは赤ちゃんが大きいほどなかなか出産できず苦しむことになります。
それでもわが子に合いたいために頑張って出産するのです。
アクバルちゃんをはじめ、大きく生まれた赤ちゃんはそれだけ辛い思いもするけれど、かわいらしい赤ちゃんでもあります。
親は私のことをかわいいと思っていない、自分なんかいない方が良かったなどと、近年自ら命を絶つ子どもが増えてきていますが、この記事をきっかけにして、親がどんな辛い思いをして自分を生んだのか、どれだけかわいいと思ってくれているのか考えるきっかけになると良いです。