破水らしきものが起きてから、3回新しい下着、ズボンを履き替えました。
本当に少量ずつではありますが、全て湿ってきました。
これが、単なるお漏らし事件であればただの恥ずかしい笑い話しになるのですが、やっぱりそんなはずはありませんでした。
陣痛の前のまさかの破水のようなのです。
時刻は、夜中の24時頃。
すぐに自ら病院に電話をしました。
病院の人に少量ながら破水しはじめているかもしれないと状況を伝えると、陣痛はきているかを聞かれ、「NO」と伝えるとまずは朝まで横になって様子を見て、それから病院に来てもらう流れにしましょう、ということになりました。
そして、途中で体調が悪かったり、陣痛がスタートしたり、大量の破水が来たら、すぐに病院に直接きてください、とのことでした。
電話をきると、ついにこの日がやってきた、という、とてつもない大きな感情が体中から込み上げてきました。
予定日10日前であれば、赤ちゃんもこの世に出てきても大丈夫な位にお腹で育っていてくれているはずなので問題はないはず。
ただ、私自身の中で明日、明後日に親になるという事実が未だ信じられなくて、とにかくドキドキが止まりませんでした。
夜中だというのに、ミントガムを食べたときのように頭がシャキっとしていたのを覚えています。
頭が冴えているので、入院用に夫に追加で持参してもらう荷物の指示や、母が日本から手伝いにきてくれた時の受け入れの手順の説明など、一通りやらなければいけない事はものすごい早さで済ませることができました。
今考えると、ジムでのヨガポーズや直前の日本食材ショッピングで結構動き回った事で出産が早まることになったのかもしれません。
幸い体調が悪いわけでもないので、バスタオルを体に巻き付けお腹をなでなでしながら横になって朝を待つ事にしました。
このまま出産になるかもしれないので、今寝て体力をつけておいた方がいいよ、と夫にも言われたのですが、気持ちが高まりすぎて全く寝付くことができませんでした。
ライター紹介: MANA
特技・趣味:語学、音楽鑑賞、食べ歩き
家族構成: 夫 / 娘 1歳
Main Photo by Dan Ox