陣痛促進剤が入ってからしばらくは緩やかな陣痛の張りが続き ましたが、だんだんと陣痛の波も大きくなってきました。
麻酔の量を痛さによって自分で調整出来るようリモコンのようなものを渡してもらったので、痛みが大きい時にシュッシュッと何度か押してみました。
すると、本当に痛みがなくなり楽に! 嬉しい〜!!し、ちょっと楽しい。
感激しすぎて横にいる夫にも麻酔って本当にすごいね!と思わず同意を求めてしまい、夫も笑っていました。 あまり押しすぎると身体に良くないのか少し気になったので看護師さんに聞いてみると、ボタンで麻酔の量を増やす事が出来るのは微量なのでマックスに押しても問題ないとのこと。
この時点で感じた痛みのレベルはまだ普段の生理痛ほどのもの。 これなら痛みに弱い私でも失神など起こす事もなく耐えられそう。 子宮口の状態を確認するためにドクターが来てくれて、「子宮口が開いてきているのでこの調子。完全に開いたらいきんで赤ちゃんを出しましょう。このまま頑張ってね。」と励まされました。
先生、頑張ります!という気持ちでうなずいたのをよく覚えています。 この頃はだいたい夜の7時。心の頼りだった優しい日本人の看護師さんはシフトチェンジの為ここでお別れ。 カナダでは、基本的に経緯が順調な場合は子宮口の確認と出産本番等以外はほぼ看護師さんのみで見てもらいます。
これから出産だというのに寂しすぎる。行かないで!
とお母さんと離れたくない子供のような気持ちではありましたが、また翌日朝には病院に来られるということでお礼を伝え一旦お別れしました。
麻酔を早く入れる為の根回しなどもして頂いて本当に助かりました。 新しく来てくれたのはアジア系の若い女性の看護師さん。話しかけやすい明るい方で安心しました。このチームで力を合わせ、いよいよ出産です。
ライター紹介: MANA
特技・趣味:語学、音楽鑑賞、食べ歩き
家族構成: 夫 / 娘 1歳
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