分娩室に入るとまず日本人の看護師さんがきて、部屋の説明やこれからの流れを説明してくれました。
こういう時こその日本語、とてもありがたかったです。
同じ外国で暮らす日本人という事もありとても親身になってくださって、何でも聞いてねと言ってくださり本当に和みました。
この時は少し身体のだるさはあったもののほとんど痛みという痛みはまだ始まってなかったので、初の分娩室に興奮しながら夫と共に持ってきたジュースや食べ物等をテーブルに並べたり、写真撮影をしたりと少しはしゃぎ気味で先生が来るのを部屋で待つ事に。
夫は何故か早速体力をつけなきゃと横でカップラーメンを食べだしました。 大分早いよ、と思いながらもテンションがあがってしまっている私も思わず笑ってしまい、つられてチョコバーを頬張りはじめました。
しばらくするとレジデントの女性の先生が来てくれて、子宮口の開きを確認。まだ子宮口の開きもまだ少なく陣痛も始まっていないので、もう少し待って自然に陣痛が来なければ陣痛促進剤を使いますとのことでした。 なんと担当の先生は私の夫の職場の直属の上司の姪御さんだったことがその場で分かり、その偶然にも驚き!
優しそうな先生で相談もしやすかったので、私がとても痛みに弱く、過去に生理痛で脳貧血を起こした事が数回あるという事を伝えると、それでは子宮口の開きがある程度出たら陣痛促進剤を打つ前にEpidural(麻酔)打ちましょうか、という提案をしてくださいました。
カナダでは基本的に無痛分娩なのですが、良く麻酔科医の先生のスケジュールが合わず陣痛が来たあとかなりの痛みが出てから、最後の最後に麻酔を打つ事になりあまり意味が無かったというような話しも聞きます。
私自身も無痛を選択していたものの、痛みが出て途中で貧血を起こし意識が無くなったら出産はどうなってしまうのかと不安があったので、主人と相談しつつ、危険がないならと事前に麻酔を打つことにしました。
ライター紹介: MANA
特技・趣味:語学、音楽鑑賞、食べ歩き
家族構成: 夫 / 娘 1歳
Main Photo by Vanessa Porter