ですが、お腹も鈍痛があるし、外は真冬のトロントで極寒な上、破水でタイツやパンツなども履けず薄着姿の私。家までは歩いて5分程の距離ですが、正直タクシーで帰りたい!という気持ちでした。
ただ、医師の夫に自然陣痛が来る方が出産もスムーズにいくし、身体を動かした方が刺激となって陣痛も来やすくなるから良いよ、とアドバイスされ泣く泣く歩いて帰ることに。
外に出ると強く冷たい風がビュービューと吹き付け、お腹が大きいのでダウンも閉めることも出来ず、ああ、これは寒すぎて陣痛の前に寒さで倒れる!と思いましたが何とかマンション下のスターバックスに辿りつくことができました。
そこで、温かい飲み物と昼食を買って一休みしようという事だったのですが 待っている間に、途中でどんどんお腹の痛みが激しくなっていくではありませんか。
いつもの生理痛みの2倍くらいの痛みでこれが陣痛か?と思ったのですが、結果少しするとおさまったので食事は全てテイクアウトにして一旦家に戻ることにしました。
マンションのロビーに着いた頃には、身体は痛みと寒さと睡眠不足からフラフラな状態。
少しでも早くベッドに横になりたい気持ちでいっぱいでしたが、こんな時に限ってロビーで夫の仕事の先輩に偶然にも遭遇。
「今陣痛が来たかもしれなくて」と説明しながら頑張って笑顔を作ってみましたが、今考えると間違いなく引きつっていたに違いないです。
部屋に戻ると、痛みは和らぎ昨晩から睡眠を取ってなかったこともあり、いつの間にか少し寝てしまいました。
ライター紹介: MANA
特技・趣味:語学、音楽鑑賞、食べ歩き
家族構成: 夫 / 娘 1歳
Main Photo by Carol Lara