一人っ子といえば、甘えんぼう、わがままと言うイメージが持たれがちですよね。
他に手がかかる子供がいないので、どうしても子供の教育やしつけに対して神経質になってしまうという方も多いようです。
確かに一人っ子だと何でも世話をしてあげたり、親よりも優先してしまうことが多いので、そこは気をつけなくてはいけません。
逆に、しつけが厳しくなってしまうのも気をつける必要があります。
甘やかさないように、何でも自分で出来るように、他の子に劣らないようにと考えすぎて、極端に厳しくしつけをしてしまったりすると、子供は萎縮してしまいます。
それに1から10までこまごまと指示されると、そのうち自分はダメな子だ、出来損ないだと自己否定をするようになってしまいます。
厳しくしつければ、確かに甘えたりわがままを言ったりしなくなりますが、その代わり自分に自信が持てなくなって内向的になる恐れがあります。
意識して、しつけはほどほどにしましょう。
もう一つ気をつけたいのは、何でもかんでも与えないということです。
子供が一人だと、流行っていたり新しいおもちゃなどをつい気軽に与えてしまいがちです。
そのため、一人っ子は「これがどうしても欲しい」という執着性がない子が多いのです。
子供は、欲しいと思ったものがすぐ手に入ると物を大事にしなくなりますし、この感覚は人間関係にも影響を与えます。
欲しくて欲しくてしょうがないという気持ち、それをやっと手に入れられることの喜び、失いたくないという気持ちを育むためにも与えすぎには注意してください。
Photo by Mario Antonio Pena Zapateria