出産後は、交通事故に遭った後くらい、母体がダメージを受けるそうですが、そのことはあまり知られていませんね。
●出産経験者ならうなずく、珍しい写真
アメリカ、ノースカロライナ州に住む、アマンダさんは、出産直後のある写真をフェイスブックに投稿して、1晩で50万以上のいいね!を獲得しました。
新生児を抱っこしている姿は一般的ですが、アマンダさんの写真には普段は見られることのない、珍しいものが、赤ちゃんの後ろに映っていました。
この写真を投稿したアマンダさんには、意志がありました。
写真について、こんなふうに書き添えています。
「無修正の母親
これが現実だから、シェアしました。
母になるということは、生々しくて、素晴らしくて、メチャクチャで、こっけいで、…全部ひっくるめた、一つの体験だから。
出産はとても美しい経験だけど、産後の現実は、十分に知られていないと思う。
この写真を見て、不快に思う人がいるかもしれない。
けど、それは、産後の現実について話す人がいないから、多くの人が知識を持ってないせいかもしれない。
出産にはいろんな側面があることを、もっとみんな知った方がいいと思う。
母親になるってことは、可愛らしい赤ちゃんと、でっかい紙おむつが、笑顔で迎えてくれることでもあるの」
●産後の出血は「恥ずかしいこと」?
陣痛は「鼻からスイカ」などと言われますが、実際は、出産の後だって大変なのです。
しかし、その事実はあまり語られていません。
自分が出産をして、初めて「悪露(おろ)」が1ヶ月近く出ることを知った人も少なくありません。
生理や悪露など、女性が血を流すことは、恥ずべきこととして、秘められていますが、そのせいで、産後の母体がひどく傷つき、ダメージを負っていることを、理解していない人も大勢います。
赤ちゃんは、「うんちのように、出して終わり」ではないのです。
アマンダさんの写真によって、「出産は全治一か月」の現状が理解されるといいですね。