夫婦関係はいつも良く穏やかに過ごすことができるのが理想ですが、子供が生まれて子育てが始まると、いつも平穏な気持ちで過ごすことができるとは限りません。
特に初めての出産を経験し育児が始まると、想像以上に大変だということがわかるのですが、その意識自体に夫婦で違いが生まれてしまうこともよくあります。
お互いに対する気持ちや思いやりの気持ちは変わらないのに、何だかうまく意思疎通ができずにちょっとしたことでケンカとなってしまうこともありますね。
しかし、夫婦げんかは小さな赤ちゃんにすら何らかの影響を与えてしまうと言われています。
まだ言葉をしゃべることも言葉の意味もわからない泣くことでしか意思表示のできない段階では、両親の夫婦関係を空気で感じ取ると言われています。
パパとママがケンカをしていたり、険悪な空気が流れているという場合、赤ちゃんはとても緊張しています。そして時には恐怖を感じていることもあるようです。
赤ちゃんはそれだけ敏感に色々なものを感じとっているのです。
できるだけ赤ちゃんの前ではケンカをしたり険悪な雰囲気を作らないようにパパが心がけるようにしてください。
ママは、赤ちゃんが生まれてから毎日不眠不休で子育てをしているため、心身ともに疲れきっている場合も少なくありません。
そのため今まででは考えられないようなことでケンカを仕掛けてくることも少なくないと思います。
そんな時には、今はそういう時期なんだと理解して、ママがケンカを仕掛けてきたり、思いやりのない言葉を投げかけてきたとしても軽く受け流す習慣を身につけてください。
それでも治まらない時には、はっきりと赤ちゃんの前ではケンカしたくないから後にしようと言い切ればいいと思います。
パパの行動によって、夫婦関係はもちろんのこと赤ちゃんにも影響を与えてしまうのですから大変ですが、パパの役割と思って頑張ってくださいね。
Photo by Scott Robinson