季節を問わず、子どもを車に置き去りにすることは危険ですが、夏はさらに短時間で命にかかわるほど危険な状態になってしまいます。
●たった5分で室温が急上昇、10分で熱中症に。
たった数分だから、と子どもを残して買い物などに離れることは、本当に危険なので、絶対にやめましょう。
眠っている子は、大人が付き添って、温度と体調を管理するか、必ず起こして連れ出しましょう。
JAFが行った実験によると、車の温度はあっという間に上昇することがわかっています。
エアコンをつけていても、知らないうちになんらかの理由で停止してしまうトラブルもよく起きています。エアコンをつけていても置き去りは絶対にしないようにしましょう。
●1番車内が高熱になるのは、黒い車
また、同じく実験により、晴天時に2時間放置した車が、条件ごとにどのくらい熱くなるか調べた結果がでています。
1)対策なし(黒い車)57℃
2)対策なし(白い車)52℃
3)サンシェード装着 50℃
4)窓あけ(3センチ)45℃
5)エアコン作動 27℃
黒い車をそのまま放置すると、車内は60℃近くにまで熱せられてしまうことがわかりました。
さらに、前面のダッシュボードは79℃にも。
●ダッシュボードは熱々!
上記の実験でダッシュボードが80℃近くまで熱くなることが判明。
実際に、ダッシュボードにスマホや日用品を置いたまま放置したらどうなるか、実験してみました。
クレヨンが溶けたチョコレート状態に。2時間で卵が焼けて、スマホが壊れました。
●駐車場で熱々になってる車を早く冷やす方法
ドアをあけて涼しくなるのを待つよりも、早く発進させて、「エアコンをかけながら走行させる」のが一番早く涼しくなるようです。
車は走って風に当たっている時が、一番冷やされているんですね。
乗ってる時に涼しいからといって、停めた時には、全く状況が違うということを理解しておきたいですね。
<出典>
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/temperature/detail2.htm
Photo by ThreeIfByBike