車社会と言われる現代、子供の手を車のドアに挟む事故は増えています。
軽傷で済めばいいのですが、重症化する可能性もありますので注意が必要です。
・車に手を挟むとどうなるのか
車に指を挟み、骨折は免れたものの爪がはがれてしまったということはよくあります。
爪が再生するには時間が必要ですから、その間感染症に注意が必要ですし、見守らなければなりません。
また手全体を挟んでしまうと骨折する可能性もあります。
骨折も単純骨折のようにギプスをはめるものなら通院だけで済みますが、複雑骨折など手術が必要になるものもあります。
手は腫れあがり、痛みに子供は泣きますから、親にとっても辛い時期となってしまうでしょう。
・周りをよく確認し、子供を安全に乗せること
車の扉の事故から子供を守るためには周囲の確認と子供の確認が大切です。
自転車が飛び出して開けたドアにぶつかった反動で子供の手を挟むかもしれません。
よく確認しないで扉を閉めたところに子供の手があるかもしれません。
子供が勝手に車の扉を開けてしまうこともあるでしょう。
こうした想定できる事故から子供の身を守るためには、子供から目を離さず、車に安全に乗り降りさせることが大切です。
車の扉を勝手に開けてしまう子供の場合はチャイルドロックを活用し、子供が中から扉を開けられないようにしましょう。
そして降りる時には親がドアの開け閉めをするようにし、子供の手がドアに触れないように気を付けてみてください。
子供の車のドアに手を挟む事故は後を絶ちませんが、守ってあげられるのも親なのです。
Photo by Honza Soukup