ほとんどの人は、「勝手にしなさい!」「置いていくよ!」と子供の頃、親から言われた経験があるはずです。
親からすれば、その言葉で子供が反省して、謝ってくるはず、と思っているのですが、実は子供には全く効果がない可能性が高いです。
●子供には効果なし!「勝手にしなさい!」「置いていくよ!」
親にとっては、子供に反省を促すために言っている「置いていくよ!」などという言葉ですが、かけられた子供たちは全く違った受け取り方をしているようです。
こんな内容を漫画家の天乃咲哉さんがツイッターに投稿、これが自身の経験を踏まえたもので、とても的確に子供の発想について語られています。
そういえば子供の頃、私も置き去りにされた事あるけど、「謝って許して貰おう」とかいう発想は無く、土手の枯れ草を集めて寝床を作るところから始めたので、子供に駆け引きは通じない。
— 天乃咲哉@8.9.10月単行本発売 (@amanosakuya) 2016年6月3日
天乃咲哉さん自身が、子供の頃に親に置き去りにされた経験があり、「謝って許してもらおう、などという発想はなくて、土手の枯れ葉を集めて寝床を作ることから始めた。だから子供にはそんな駆け引きは通じない。」と投稿されています。
置いていかれてもすぐに諦め、枯れ葉で寝床を作ろうとする、とてもたくましいお子さんだったようですね。
この投稿に対して「子供はその手のことの諦めが早い」「謝りようがないし、どうやって夜越すかなって思考になるよね」といった書き込みがあります。
確かに、子供というのはすぐに泣きはするものの、切り替えも早いことが特徴ですね。
とにかく、今目の前のことにすぐに思考が切り替えられることも、子供の特徴かも知れませんね。
他にも「僕も置き去りにされたときは、『明日学校行かなくていい』って思った」「サバイバルわくわくしちゃう!」などいう書き込みもあります。
みんな意外と追い出された経験を持っていて、それをたくましく乗り越えてきたようです。
子供は「置いていくよ」で反省することはなく、「いかにして生きていくか」を心配するみたいで、そこにワクワクしてしまう子供も多いみたいです。
しかし、最近は大きな事件もあり、躾として子供を置き去りにするような親御さんも少ないかと思います。
一歩間違えばかなり危険なことですし、なんといっても子供には効果がない、ということを覚えておいてくださいね。
Photo by John AM Nueva