結婚したら子供を持ちたいという女性は多いですが、最近、子供は作りたくないという男性が増えています。
結婚前はほしがっていたのに結婚してからほしがらないという男性もいるようですが、なぜ男性の中には子供を持ちたがらない人が増えているのでしょうか。
・結婚生活が始まってから見えた生活
46歳のAさんは結婚10年目の歯科医院経営者ですが、奥様は結婚前からキャビンアテンダントの仕事を続けています。
生活はと言うと、ご主人は22時までは医者の仕事をし、社会貢献活動もしています。
奥様も仕事を続けていますから今の生活スタイルを壊したくないということで子供を持つ選択肢を捨てたと言います。
2人とも下に弟妹がいますし、未婚のためどちらの両親も孫の顔を見たいという声を出さないのがAさんにとってはプレッシャーにならず気も楽だと言います。
・幼少期の体験がもとになっていることも
男性がなぜ子供を持ちたがらないのか、それは幼少期のトラウマのような体験にも原因があるとしています。
30~40代世代は核家族化が進み始めた時代に生まれ育ったため、母親が子育てをすべてする時代に育ちました。
そのため母親がどれだけ子育てで苦労してきたのか、ストレスのはけ口にされたのか、習い事などをさせられ楽しい思い出が失われていったのかということから、本当に子育てが楽しいということが分からないのです。
ある男性は甥っ子姪っ子がいますが、正月にそろうと子供たちの騒音にイライラしてしまうそうです。
それなら2人で自由な時間を過ごし、好きなように過ごす方が言い、と言うのです。
また子育ては途中で投げ出すことができないから、死ぬまで責任を持って子育てをすることを決められないと言う人もいます。
パートナーや子供の存在は安心感を与えてくれますが、リスク管理も必要なことを上げる人もおり、時代が変わる中で子供を作らないという選択をする男性が増えるのは必然的なことなのかもしれません。
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