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『ぐりとぐら』作者の中川李枝子さん「子どもの命にかかわることは叩いてでも教える」

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小さな子どもの躾に頭を悩まされているママやパパが大半ではないでしょうか。
子どもにとっては遊びでも、それが思わぬ事故や怪我に繋がる可能性があるということも多々あります。
優しいママばかりではいられません。
子どもを守るためには、時には厳しく叩いてでも教えることが必要な場面があります。

・『ぐりとぐら』作者の中川李枝子さんの持論とは・・

まだ、記憶に新しい父親による子どもの置き去り事件ですが、これには「山中に置き去りにするとは虐待だ」という意見や「父親の気持ちは分かる」などの声も上がり、海外のメディアも取り上げるほどの大きな事件となりました。
この事件の発端となったのは、男の子が公園で人や車に石を投げつけていたことだったそうです。
やんちゃな男の子ならやってしまいがちですが、親がしっかりときつく躾ける必要がある行為ですね。
子育てママやパパたちは、似たような場面になり、どう躾ければいいのかと困った経験があるはずです。
『ぐりとぐら』の作者であり、保母さんとしての経験も豊富な中川李枝子さんは、「子どものケガや命に関わることは叩いてでも教える」といった持論を持っているそうです。

・褒めることも大事だけど、きちんと叱ることも大切!

手を上げるのはちょっと、と躊躇うママも多いかも知れません。
しかし、お友達を蹴飛ばしたり、叩いたり、髪の毛を引っ張ったりなどをしたときなどは、説明するよりも叩いて教えるのが先で、急を要することがあると中川李枝子さんは語っています。
もちろん、勢いに任せて叩くのではありません。
軽く触る程度に「叩く」ということをするのです。
厳しい口調と怖い顔で「いけません!」と言い、「おててピン!」「あんよピン!」と、子どもの手や足を軽く叩くのです。
軽く叩くだけでも、声だけは「ピン!」と厳しく、顔も怖くしてください。
これで子どもには十分に悪いことをして叱られていることが伝わります。
これを繰り返していれば、次第に「ピン!」と睨むだけでも、悪さをして叱られていることが分かるので、泣き出すようになります。
子どもというのは叱られて泣いたらそれで終わりです。
ママから叱られたこと、してはいけないことはきちんと伝わっています。
褒めることも大事ですが、叱るべき場面ではきちんと叱ることが大切です。

Photo by Jan Krutisch

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