子どもの頃、お母さんやお父さんの誕生日や、父の日や母の日のプレゼントに、「肩たたき券」や「お手伝い券」をプレゼントしたことはないでしょうか。
プレゼントを買うお金がなかった小さな子どもは、こんな風に工夫して、大好きなお母さんやお父さんのため手作りプレゼントをあげたものです。
このプレゼントは、すぐに使ってもらったり、あるいは使わずじまいだったこともあるのではないでしょうか。
・子どもの頃にあげた「なんでも券」がこんな時に!
ツイッターユーザーの井上翔太さんが、昔お母さんにプレゼントした「なんでも券」が思わぬところで使われたことを公開し、大きな反響を呼んでいます。
井上翔太さんは、幼稚園の頃、お母さんの誕生日に「なんでも券」を手作りしてプレゼントしたそうです。
とても可愛い贈り物に、お母さんはとても喜んでくれたことでしょう。
翔太さんは、お母さんのために何でもしてあげる、という意味でプレゼントしました。
しかし、すぐに使われることはなく、そんなプレゼントをしたことも忘れ、年月が経ちます。
高校生になった翔太さんはバスケットを始めるのですが、大切なバスケの全道大会に出発する直前に、お母さんからこのなんでも券を渡されたのです。
・「なんでも券」で歴史を変える!
子どもの字で「なんでもけん」と書かれた紙の下には、お母さんが「最後までしっかり動けますように」と書いています。なんでも券ですから、お片付けをしてとか、お茶碗を洗ってなどに使用されるものとばかり思っていた翔太さんは、これには驚きます。
バスケットボールの大切な試合の前に手渡されたこのなんでも券に、翔太さんは大きな力をもらいます。
ツイッターで「お蔭さまで歴史を変えました」と報告する翔太さん。
なんでも券のお母さんの願いをしっかりと叶えたのです。
お母さんは、小さな翔太さんに渡されたなんでも券を、ずっと大切にここぞというときに使おうと大切に取っておいたのですね。
心温まるエピソードには大きな反響があり、すでに18,000回以上もリツイートされています。
Photo by andrechinn