がんの種類の中でも乳がんは、日本女性のかかる割合がトップで、その罹患率は、年々増加しています。
50年前には50人に1人の割合だったのが、現在は14人に1人と言われており、年間では6万人以上が乳がんと診断されています。
セルフチェックで未然に防止できる乳がんですが、しこり以外にも大切なチェックポイントがあります。
・ママのがん1位乳がん!しこり以外に、くぼみにも要注意!
乳がんのセルフチェックでよくあるのが、しこりの有無の確認です。
しかし、しこりがなくても乳がんであったというケースもあります。
オーストラリアに住む45歳の女性も、しこりでは乳がんに気づくことが出来ませんでした。
彼女はある日、乳房にある異変を感じ、医師に相談に行きます。
しこりはなかったため、それほど心配はしていなかったと言います。
診断で医師からしこりの確認をしてもらっても、しこりはありませんでした。
念のためにとマンモグラフィーを受けたところ、乳がんであることが分かったのです
では、彼女はどんな異変を感じていたのでしょう。
それはくぼみでした。
乳房に小さなくぼみがあるのを発見したのです。
とても小さなくぼみなので、彼女のように異変を感じて病院に行く人は少ないかも知れません。
しこりという情報が世の中では広まっているので、くぼみが乳がんに繋がるなんて思ってもいない女性が大半です。
しかし、しこりチェックだけでは、乳がんの発見が遅れてしまう可能性があります。
この女性は、くぼみが乳がんのサインであることを多くの女性に知らせるために、自らの写真をFacebookに投稿しています。
この勇気ある行動に、たくさんの人から感謝の言葉が寄せられています。
・セルフチェックで60%は発見できる!セルフチェックのポイントは・・
決して他人事ではない乳がんですから、日ごろからセルフチェックをするようにしましょう。
セルフチェックで60%は発見できると言われています。
チェックポイントは、「乳房の変形や左右差がないか」「しこりがないか」「ひきつれがないか」「えくぼのようなへこみはないか」「ただれがないか」「出血などの分泌物がないか」です。
しこり以外にもこれらのポイントをしっかりとチェックしてみてください。
入浴前に鏡の前で、また横になった状態でチェックするのもおすすめです。
横になることで発見率もアップします。
乳がんは早期発見が大切です。
1か月に1度を目安にして、セルフチェックを習慣にしてください。
Photo by Steve Snodgrass