出産というのは、女性にとって人生の中でも一大イベントですから、さまざまなドラマが生まれます。
人それぞれ、考え方や生き方は違いますから、これという正しい答えはありません。
しかし、アメリカに住む21歳の女性が陣痛に耐えながら大学の受験を受けたというから驚きです。
これには賛否両論あったようですが、無事に元気な赤ちゃんを授かり、大学も見事卒業できたというから女性の強さを感じますね。
・21歳の女性が陣痛に耐えながら大学の試験を受けた!
アメリカ・ジョージア州で暮らすトミートリーズ・コリンズは、21歳で妊娠していました。
お腹の中の赤ちゃんの父親とは別れてしまっていたため、彼女一人で育てる覚悟でした。
彼女は生まれてくる子どものお手本になりたいと考えていたと言います。
そしてついに出産の日を迎え、彼女には陣痛が始まります。
陣痛の間隔が3分になったというのに彼女はパソコンの前から離れようとしませんでした。
実は彼女は、出産直前まで、オンラインで大学の心理学のテストを受けていました。
普通に考えればとてもパソコンの前で試験を受けている場合ではありません。
しかし、彼女はパソコンの前から離れません。
オンラインの試験もペーパー試験と同じように決まった時間に行われるため、単位を落としたくないために、彼女は陣痛の痛みに耐えながら、パソコンの前に座り試験を受けていたのです。
このオンラインの試験で、彼女の大学の卒業がかかっていたのです。
・強い意志があれば、だれがなんと言おうとやり遂げられる!
陣痛の激しい痛みは経験のある女性なら分かるはずですが、とても試験なんて出来る状況ではありません。
しかし彼女は恐るべき意志の力で試験を続けます。
この姿は担当の看護師が撮影し、ネット上で公開されることになります。
そして瞬く間に広がり、注目を集めました。
彼女の姿を見た人たちからは、「こんな子供が母親になっていいのか」「子どもを産みながら試験を受けるなんて信じられない」など、さまざまな意見が寄せられます。
しかし彼女は、意志さえ強ければ子どもがいてもなんでもこなすことが出来る、若いからと言って母親失格ではない、と考えています。
激しい痛みの中、試験を受けた彼女は無事に元気な娘を出産し、大学の卒業も決まり、今は最愛の娘と幸せな時間を過ごしています。
自分の考えを信じ貫く強さは、彼女の娘にとって素晴らしいお手本になるはずです。
Photo by Cody