出産の始まりの一つとして知られているのがおしるしという出血です。
おしるしがあったら3~4日の内に陣痛が始まると言われていますが、おしるしとはどのようなものなのでしょうか。
・おしるしは出産の前兆
おしるしは出産が近づいている証拠ですが、これは子宮口が徐々に開いてくることで卵膜と子宮壁の間に生じる少量の出血のことです。
この出血があってもすぐに陣痛が起こるわけではありませんし、人によっては1週間以上経ってから陣痛が起こるということもあります。
粘り気がある出血ですから分かりやすいのですが、おしるしはまだ出産につながりませんので慌てて病院へ行く必要はありません。
また中にはおしるしがないのに陣痛や破水が起こると言う妊婦さんもいますし、数日間おしるしがある人もいれば1回だけ出る妊婦さんもいます。
・おしるしが来てからの注意点
おしるしがあっても入浴や運動、家事や散歩などはしても構いません。
普段通りの生活を送り、ゆったりとした気持ちで出産を迎えるのが適切です。
ただし遠方に出かけたり、旅行をしたり、激しい運動をするのは控えましょう。
遠方に出かけて急に陣痛が起こったり破水した場合、タクシーに乗ろうとしても拒否されることもありますし、救急車を呼ぶことはできません。
注意したいおしるしはさらさらした出血や出血量が増える、真っ赤、お腹の張りが強い、塊が出ている場合です。
こうした状態が見られた場合はかかりつけの病院に連絡し、出血の状態や量、色を伝え指示に従いましょう。
激しい腹痛を伴う場合はすぐに救急車を呼び、病院へ搬送してもらってください。
おしるしは出産が近い合図ですから、改めて入院準備品の確認や、陣痛が来たときの交通手段、連絡する相手や連絡先などを確認しておきましょう。
パパも知っていると両親そろって赤ちゃんを迎える準備ができますから、おしるしがあったらぜひパパにも教えてあげてください。
おしるしの知識を持って、出産に臨みませんか。
Photo by Meagan