ちょっと近所までのお買い物やおでかけに便利なのが自転車です。
小さな子供と一緒に自転車に乗っているママやパパの姿も良く見かけますが、自転車の後ろに子供を乗せる場合、きちんと幼児用座席を取り付けているでしょうか。
・子供と二人乗りしていませんか?幼児用座席を取り付けないと大変なことに!
小さな子供とママやパパが二人乗りした自転車をよく見かけます。
中には早朝、幼稚園に送り届けるためなのか、かなりスピードを出している2人乗りの自転車もあります。
慣れてくるとついつい子供と二人乗りをしていてもスピードが出てくるものですし、幼児用座席なしの自転車にも乗せてしまいがちです。
しかし小さな幼児との二人乗りをする場合には、きちんと幼児用座席を付けて安全運転をすることが基本です。
国民生活センターでは、自転車の後部座席に乗った子供の怪我、事故が多発していることを発表しています。
2016年の今年7月までのおよそ5年間で、自転車の後ろに乗った12歳未満の子供の足が自転車の車輪に巻き込まれてしまうという事故が、166件も起こっていることが分かっています。
この166件のうち、90件が6歳未満の子供で、自転車には幼児用座席が設置されておらず、自転車の荷台に直接子供を乗せていたと言います。
幼児用座席をつけていないために、子供が怪我をしてしまうケースが多発していたいのです。
・自転車用の幼児用座席、保護カバーは必ずつけて!
これは、国民生活センターが全国の医療機関から寄せられた情報をもとにして集計したものです。
昨年10月には自転車の荷台に直に乗せられた5歳児の左足が車輪に巻き込まれ、12針も縫うという大怪我に至ったケースもあります。
自転車に2人乗りが出来るのは6歳までで、それより大きい子供の2人乗りは禁止されています。
6歳未満の子供と二人乗りをする場合には、このような怪我が起こらないように、幼児用座席を必ず設置しましょう。
また足の巻き込みを防止するカバーもあるので取り付けるよう、センターでは呼びかけています。
Photo by Tony Alter