友人や親戚などへの結婚祝いというのはとても頭を悩ませるものですが、アメリカに住むカップルに贈られたとても素敵な結婚祝いが話題となっています。
白い箱に入ったこの結婚祝いは、9年間開けられることがなかったと言います。
・白い箱に入った結婚祝いには「ケンカをしたら開けなさい」と・・
アメリカミシガン州で暮らすキャシー・ガンさんとブランドン・ガンさんは、9年もの間、結婚祝いをクローゼットにしまったままにしていたと言います。
この結婚祝いは、大叔母のアリソンさんからのいただいたもので、白い箱のプレゼントには「ケンカをするまで箱を開けてはいけません」と書かれた封筒が添えられていたのです。
9年間、この夫婦がケンカをしなかったわけではありません。
箱を開けてしまうということは、結婚生活が修復不可能になったことを意味すると2人は感じていたのです。
この箱の存在が、ケンカをした2人に考え直すようにと仕向けていたのです。
本当に今、箱を開けるべき時なのか?これは私たちにとって最悪のケンカなのか?といったことを考えさせてくれたのです。
・9年間、開けなかった結婚祝いの驚きの中身は・・
しかし、2016年の5月のとある日、2人はこの箱を開けることにしました。
ワインを飲みながら招待されている結婚式のお祝いに何を買おうかと考えていて、自分たちにとって何が一番嬉しいプレゼントだったかを考えた時、この未開封のお祝いのことが心に浮かんだのです。
箱の中には、手書きメッセージに包まれた現金が2つに、花瓶と入浴剤、ワイングラスが入っていました。
キャシー宛のメッセージには、このお金でピザを買ってお風呂の用意をするようにと書かれており、ブランドン宛のメッセージには、このお金で花とワインを買うように書かれていたのです。
この夫婦にとっては、箱の中身よりも箱そのものの存在がとても大きく、相手への思いやりや妥協や我慢、忍耐をいつも教えてくれていたといます。
夫婦生活には楽しいことばかりではなく、我慢や忍耐も必要で辛いこともたくさんありますが、そんなことを知り尽くした大叔母さんからのとても素敵な結婚祝いですね。
Photo by Love What Matters Pixel Drip