子どもがいる家庭では、タバコを吸うパパは自宅での喫煙は禁止されてるところが多いのではないでしょうか。
タバコは、吸う人はもちろん周りの人にも悪影響を及ぼすとても危険性の高いものです。
タバコの副流煙の有毒性をよく理解すれば、とても子どもの近くでタバコを吸おうなどとは思わなくなるはずです。
・タバコの副流煙の恐さ!灰皿やポイ捨てされた吸い殻にも!
タバコの先端から発生する副流煙には、非常に強い有害性があることで知られています。
この副流煙を喫煙者の周りにいる人が吸ってしまうことを『受動喫煙』と言います。
このタバコの副流煙は、喫煙室の壁やカーテンから、灰皿やポイ捨てされたタバコからも発生しています。
さらに、タバコの煙を吸収した空気清浄機のフィルターからも発生しており、ここから知らないうちに副流煙を吸引しています。
タバコの煙対策のために使用している空気清浄機からも、副流煙による悪影響があるとは驚きです。
実はこの副流煙は、タバコのフィルター越しに吸引する主流煙以上に、多くの有害物質が含まれているのです。
つまり、喫煙者以上に、周囲の人の方がよりタバコの悪影響を受けているのです。
副流煙による影響で心筋梗塞や喘息、虫歯や肺結核などのさまざまな病気にかかる危険性があると、厚生労働省は発表しています。
もしも、家庭でパパがタバコを吸っていたとしたら、タバコを吸っている本人よりも、ママや子どもへの健康への被害が大きいということです。
・受動喫煙にはがんリスクが1.3倍も!国内調査で危険性が判明
受動喫煙によるさまざまな病気を患うリスクが高くなると厚生労働省から発表されたのですが、中でも最も危険視されているのが、がんです。
2016年に日本国内で行われた調査で、その危険性が「確実」であると発表されています。
これは2016年8月に、国立がん研究センターが日本人を対象として『受動喫煙による影響』についての調査をして、分析したもので、これまでの肺がんへのリスクを「ほぼ確実」から今回は「確実」に修正しています。
また、世界保健機構=WHOでは、日本の受動喫煙対策はG7諸国の中でも最低レベルであるとしています。
日本ではここ数年で喫煙者への対策が実施されてきましたが、今回の発表でさらに、100%禁煙を目指す環境が整えられていくと思われます。
タバコを吸わない人はもちろん、タバコを吸っている人ですら、受動喫煙は深いであると感じていると言います。
他人への健康を害さないように、今後はさらに一人ひとりの喫煙マナーが求められます。
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