配偶者からのDV被害を受ける女性が後を絶ちませんが、逃げるという選択肢を選ぶ人も多いようです。
今回ご紹介する女性も夫のDVから逃れ、お金も尽きてしまったという状況に陥った方です。
・DVから逃れた女性に起こった奇跡
親密なパートナーからの暴力を受ける女性は30%にも上ると言われており、肉体的な暴力だけではなく、精神的、経済的、性的、社会的とその種類はいくつもあります。
多くの女性は泣き寝入りするあるいは離婚するということですが、ある女性は命からがら夫のDVから友人のところへ逃げてきました。
隣町にアパートを借りて新しい生活を送っていましたが、食料がなくなりスーパーへ助けを求め、店長と対談したところ、店長が取った行動が素晴らしいと話題を呼びました。
女性から相談を受けた店長はショッピングカートいっぱいの食料と、子供のための温かい食べ物を取ってきて、終わったらこのレジに並びなさいと言いました。
そして30分後、女性は店長の言う通りレジへ戻ってきたのです。
・普通にレジを打ったものの
レジスタッフは通常通りレジを打ちましたが、打ち終わった後店長は自分の財布からお金を支払い、オフィスへ来るよう指示をしました。
すると店長は女性に車まで荷物を運ぶようレジスタッフに指示し、さらに1枚の紙を女性に手渡すように言いました。
指示通り荷物を運び終えたレジスタッフは女性に紙を渡すと女性は泣き出してしまいました。
何事かと思ったレジスタッフは女性から渡された紙を見て驚きます。
その内容は、今置かれている環境への同情、仕事が必要なら2日後に来ること、子供のケアが必要なら連絡しなさいと、電話番号が書かれていたのです。
2日後、DV被害から逃れていた女性はスーパーを訪れ、そのスーパーで働き始めました。
店長は190㎝の大柄で強面の男性ですが、非常に優しく頼りがいのある男性だと言います。
無償で人助けをするということは容易なことではありませんが、今回ご紹介した店長のようなやさしさを持つ人で世の中があふれたらより住みやすい世の中になるのかもしれません。
Photo by Cheryl