子供連れで、飛行機や電車に乗るとき、座席がフラットなベッドだったらいいのに、と思うことはありませんか?
そんな、世界中の親が困っていた、子連れ旅の問題を解決する便利グッズが、イギリスで販売スタートし、世界中から注文が相次いでいます。
●ベッド+乗り物+スーツケース=「ベッドボックス」!
ベッドボックスは、飛行機や新幹線などの座席の足元に設置することで、座席を一面フラットなベッドにしてくれます。
本体はスーツケースになっていて、子どものブランケットや手荷物などを入れて、機内に持ち込むことができます。
さらに、タイヤがついていて、移動中は、子どもが乗れるようにもなっています。紐を大人が引っ張ってもいいし、コンビカーのように、子ども本人がキックして運転することができます。
広い空港で歩き疲れて「抱っこ~」もなくなりそうですね。
これがあれば眠くなった子どもを、横たわってぐっすり眠らせてあげられますよね。
移動中は、子どもはなるべく眠って、ぐずらずに体力を温存してほしいものです。
遠距離・長時間の旅であるほど重宝しそうです。
●夫婦が6年かけて考案!
ベッドボックスは、元航空技師でありパイロットであり、趣味の旅行を頻繁に楽しむ両親 Christina & Halvor Holmgren 夫婦と、ノルウェーのデザイン会社の協力によって、6年かけて考案・実用化したというもの。
子連れ旅での「機内寝かしつけ問題」は、世界中のパパママにとって共通の難題だったのです。
セットする時は、簡単な4ステップ。
ふたをはずして、ひっくり返し…
広さを調節しながらセット
上にマットレスを敷いて完成!
どちらを頭にしてもOK。
左右にガードもあるので、落ちずに安心です。
使わないときは、シートの下に小さく収納できるので邪魔になりません。
飛行機の旅を知り尽くした夫婦が、旅行中の親子のことを徹底的に考えて、改良を重ねて完成しただけあり、かなり機能的です。
高さや幅をある程度調整して、どんな座席にもフィットさせられるのが実用的ですね。
「子連れでさらに荷物を増やすなんてムリ!」という親の気持ちをよく知っている Holmgren夫妻は、子どもが一人で乗って操縦できる「乗り物」という機能も追加したのだそうです。
●7歳まで使えるのが嬉しい!大人も…
7歳まで使えて、足をのばしてくつろげます。
子どもにとって、足がつかない椅子は落ち着かず、気が散りますが、フラットなシートの上なら、自由な体勢がとれて、長時間じっとしていられますね。
また、公式な使い方ではありませんが、大人も足をのばしてくつろげます。
低気圧で足の血流が悪くなったりした時など、足を上げるとラクになりますよね。
普通の座席でやるとお行儀の悪い人みたいですが、このシートがあれば、ファーストクラスのフルフラット(!?)のように自然に足をあげられます。
●実際に使った人からも好評
ベッドボックスは、イギリスで販売がスタートしましたが、世界中から注文が相次ぎ、売り切れ状態が続いています。
そして使った人たちがSNSに写真と感想をアップしています。
そのほとんどが「使ってよかった!」「助かった!」「こんなの欲しかった!」というコメント。
日本でも飛行機をよく使うママたちが、いち早く購入して活用しているようです。
「乗り物としても、大喜び!」
3歳くらいなら、子どもが自分でこいで運転できるので、喜んで乗ってくれるし、スーツケースとして引っ張ることもできるそうです。
ただ、タイヤの滑りがとてもよいので、子どもがこぐとき、スピードが出やすいことが気になるというコメントもありました。
ただしその分タイヤがスムーズで軽いので、子どもでも荷物をスイスイ引っ張ることができるそうです。
搭乗前の待ち時間など、ちょこちょこ並ぶ時も、ベンチとして座れるのもよかったそうです。
階段では荷物が増えて大変なので、スロープやエレベーターを利用するといいでしょう。
また「枕やクッションがあると、もっと快適」という意見も。
本体にたっぷり収納できるので、クッションも入れられますし、子どものおもちゃなども散らからずにまとめられるそうです。
赤ちゃんなら、きょうだいで一緒に使えるくらい、広さがあるようです。
●バシネットが使えない時にも重宝
赤ちゃんは、機内で泣きぐずったりと大変なイメージがありますが、2歳未満であれば飛行機で予約すればバシネットというベビーベッドを使って寝かせることができます。
しかしバシネットは数に限りがあるので、希望したからといって必ずしも使えるわけではありません。
また、バシネットは最前列の席にあり、席と席の間の肘掛が固定されていたり、スクリーンで目立ってしまうなど、人によっては不便と感じることもあるようです。
しかし、このベッドボックスがあれば、バシネットが使えない時にも、普通の座席で自由に子どもを寝かせることができます。
●意外と困る<2歳以上の子>にお役立ち!
また、意外と手こずるのが、うろちょろ動いて、バシネットも使えない、2歳以上の子どもたち。
座席も1人前の料金が発生するのに、1人で長時間座れず、寝るときには座席から足がはみ出してしまいます。
大人が抱いて寝かせても、長時間では重くて大変です。
ベッドボックスでスペースをつくってあげると、子どもも親も体力を消耗せずに目的地まで行けますね。
帰省や旅行などで移動が多い家庭は、使ってみると、親子ともにストレスが減らせそうです。
●Bed Box ( JetKids 社)
・重さ:全部で3kg(マットレス含む)
・内容量 20Lまで
・最大積載 35Kgまで
169.00 USD(※レートにより日本円で18,000~20,000円前後)
Source:
http://jet-kids.com/