学校が世界中を移動するとしたらどのような学校か興味を持ちませんか。
今世界中から入学希望者が増えているミネルバ大学について見てみましょう。
・世界中にいるクラスメイト
親が子育てで苦労することの一つに、子供にいかに勉強を続けさせるかということがあります。
サンフランシスコで2014年に開校したミネルバ大学は20人1クラスの全寮制体制を取っており、その寮は3カ月ごとに移動するというのです。
移動するとはどういうことかというと、クラスメイトごと世界中を移動するというもので、アメリカにいながら教授はオンラインで授業をし、クラスメイトはお互いに監視し合いながら講義を受け、競争意識を高めていきます。
オンラインで授業を受けることができるため効率的なシステムとなっていますし、非常に人気が高く入学倍率もハーバード大学以上です。
日本にはこのシステムがないのかというと、2006年海陽高校がこのシステムを取り入れ、次世代のリーダーを育成するよう教育目標を立てています。
海陽高校ではトヨタ自動車、デンソーなどと言った大手企業の社員が寮で監視します。
レベルの高い人に見てもらうことができる、お互いに競争意識を高め合うことができるという気持ちが勉強のモチベーションを上げるというのです。
・ダイエットにも監視システム
女性の多くが取り組むダイエットですが、アメリカにはライフハック系の監視サービスがあります。
このサービスでは禁煙やダイエットをする、運動をするなど自分ですることを決めます。
それから身近にいる家族や友人などをレフェリーに指名し、達成できなかったら罰金を支払うことを約束します。
レフェリーはダイエットをする人が違反を犯していないか監視し、違反した場合は通報、クレジットカードから罰金を引き落とすのです。
徴収された罰金は主義主張とは異なる団体などに寄付となるためストレスばかりが重なっていきます。
こうした監視システムは自分に課題を課すことでいかに続けられる力を身に着けるかということにつながります。
ここまでのことを家庭で行うというのは無茶かもしれませんが、子供のやる気を持続する方法の参考にしてみてはいかがでしょうか。
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