私たちが小学校の頃は先生たちももっと厳しく、いたずらっ子たちには厳しいお仕置きがあったものです。
ランニングやトイレ掃除などいろいろなお仕置きがあったものですが、実はアメリカでは、このようなお仕置きのない小学校があり、話題を集めています。
・見習いたい!アメリカの「お仕置き」のない小学校
最近の日本の小学校では、お仕置きも体罰や虐待などと問題視されるので、ほとんど見かけなくなりました。
しかし、いたずらや悪さをする子どもたちには躾をすることも大切です。
アメリカ、ボルチモア州にある小学校では、態度の悪い生徒に対して、お仕置きをしていません。
その代わりこの小学校では、とあることをさせて話題となっています。
お仕置きの代わりにしているとあることとは、「瞑想の時間」を与えることです。
そもそもお仕置きをしたところで、悪さをする子どもに対してはほとんど効き目がありません。
それならば、もっと効き目のある方法を、ということで生まれたのがこの瞑想の時間なのです。
態度の悪い生徒たちは部屋に集められ、瞑想をします。
みんなおとなしく黙って座り瞑想をするのですが、瞑想といってもただ深く呼吸をして頭の中を空っぽにするだけです。
ただ座っているだけの時間ですが、そうすることで心身ともに疲れが取れてきて心を静めることが出来、悪さをしたことの反省も促すことが出来ます。
・生徒の態度に改善が!
これまでにない発想の瞑想時間は、素晴らしい効果があると好評です。
瞑想は心身の疲れを取り心を落ち着かせると同時に、体の免疫機能を高めることもできます。
こちらの小学校の瞑想の時間には、悪い態度を取った生徒だけでなく、頭痛や腹痛などの体調不良の生徒も参加しているのだそうで、授業終わりには、子どもたちが集まり瞑想をしています。
とある生徒は、瞑想の時間を持つことで、テストが落ち着いて出来るようになったと話しています。
また、家庭内で問題があった生徒も落ち着いて行動できるようになったと言います。
アメリカの学校で始まった瞑想の時間の評判は広がり、他の州やイギリスの学校でも取り入れられるそうです。
日本の学校にもぜひ取り入れて欲しいですね。
自宅でも5分、10分と、瞑想の時間を作ってみてはいかがでしょう。
Photo by Eric Lewis