6歳未満の幼児が自動車に乗る際に必要となるチャイルドシートですが、最近、国の安全基準を満たさない製品が、インターネット上で販売されていることが分かり問題となっています。
・国の安全基準を満たさないチャイルドシートが流通・・
小さな子供を守ってくれるチャイルドシートは、6歳未満の幼児が自動車に乗る際には使用が義務付けられています。
万が一の交通事故の際に、子供を守ってくれるがチャイルドシートで、子供の命にも関わるとても大切なものです。
命を守る製品なので、高い安全性が求められるものなのですが、このたび、日本自動車部品工業会の調査で、国の安全基準を満たしていないチャイルドシートが出回っていることが分かりました。
未承認のチャイルドシートは、インターネット上で販売されており複数の種類が出回っていると言います。
日本国内での流通量は、はっきり分かっていないそうです。
未承認品のチャイルドシートは、どれも正規品よりも極端に強度が低いそうで、万が一の事故の際の安全性はほとんど期待できないと言われています。
チャイルドシートの役割を果たしていないものが出回っているのです。
もしも、このような未承認品のチャイルドシートを使用した場合には、ドライバーは道路交通法に抵触する可能性もあります。
・チャイルドシートに「Eマーク」ついてますか?正規品と未承認製品の違いとは・・
国の安全基準を満たした正規品には、「Eマーク」がついています。
チャイルドシートを購入する際には、このマークを確認してから購入するようにと呼びかけています。
未承認品は、側面ガードがなくシート全体が布製で、ベルト留め金が鉄製ではなくプラスチック製などの不備があります。こういった未承認品は大手通販サイトで販売されています。
「持ち運びに便利!」「らくらく携帯出来る!」などの謳い文句でその手軽さが強調されており、重さは650グラムで定価は2,380円などとなっています。
複数の未承認品がネット上で販売されているのですが、どれも1万円未満と、とても軽く安いという特徴があります。
正規品であれば、小型のものでも4キロ以上の重さがあり、安いものでも1万円以上はします。
正規品は重くて値段も高いですが、それは安全に設計したコストが含まれています。
安さや手軽さに惑わされず、子供をしっかり守ってくれるEマーク付きの正規品を選んでください。
Photo by Mark Skipper