小学校に入るころからお留守番をさせると言う家庭も多いですが、実はこれがとんでもない事態に発展することがあります。
海外と日本の違いと言えばそれまでかもしれませんが、アメリカでは子供に留守番をさせた母親が逮捕されたという事件が起こっています。
・わずか45分の留守番が逮捕に
アメリカ合衆国メリーランド州に住むスーザン・テルリオンさんには9歳の男の子と8歳の女の子がいます。
2016年8月16日、スーザンさんは宿泊中の貸別荘からおよそ8㎞離れたレストランに注文の品を取りに行くため2人に留守番をさせました。
しかしスーザンさんを追いかけようとした飼い犬を2人の子供が静止していたところを見た近所の人が警察に通報、スーザンさんは逮捕されてしまったのです。
その時間はおよそ45分、日本ではお留守番させることの多い時間で親が逮捕されるという事件がアメリカでは起こっているのです。
・法律による規制の違い
実はアメリカのメリーランド州はお留守番をさせてもいい年齢が8歳からと定められています。
この年齢は州によって異なり、年齢を設けていない州もあれば13歳までは留守番をさせてはいけないという州もあります。
今回子供たちは年齢を満たしていましたが、逮捕に至るケースと判断されてしまったようです。
今回のスーザンさんの逮捕で様々な反応があり、母親として最低と言う声もあれば、警察がこんなことに税金を使うなんて信じられない、自分はもっと小さいころから留守番をしていたという声もあります。
日本では初めて留守番をしたのは10歳が最も多く、次に6歳と小学校に上がる年齢が目安のようです。
確かにアメリカに比べれば治安がいいのですが、留守番中にライターをいじって火事を起こしたり、ベランダから落下したという事故が起こっています。
親は玄関や窓を施錠し、留守電や転送電話の設定、火の確認や冷暖房のチェック、近所との連携を大切にし、子供には人が来ても玄関を開けないこと、電話に出ないこと、火や冷暖房を使わないこと、困ったら連絡することを子供と約束し管理することが大切ではないでしょうか。
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