出産した後に離婚してしまう夫婦が急増しています。
産後の離婚は何が原因となっているのでしょうか。
また、出産の後の夫婦関係の変化の原因にはどういうものがあるのでしょうか。
・産後クライシスの妻側の原因
出産後2年以内に、夫婦間の愛情が急激に冷めてしまう現象のことを産後クライシスと呼んでいます。
産後クライシスの原因となるものとしては次のようなものがあります。
まずは妻側の原因として、産後の急激なホルモンの低下があげられます。
出産すると女性はホルモンの分泌が大きく変化します。
ホルモン分泌が大きく変化することで、精神的に不安定になり、ちょっとしたことでおこりやすくなったり、不安を感じやすくなります。
出産後の育児に対する精神的、肉体的な疲労な疲労も大きな原因の一つです。
育児は24時間体制です。
特に昼夜の分別が付かない新生児期の赤ちゃんの場合は、夜中でも泣き叫ぶこともあり、お母さんは心も体も参ってしまいます。
また出産すると子供を育てるために家に引きこもりがちになります。
今まで外部とつながりの多かったお母さんは、そのギャップでも悩むことになります。
・産後クライシスの旦那さん側の原因
産後クライシスに陥る原因は奥さん側の原因だけとは限りません。
旦那さんに原因がある場合もあります。
出産するのは奥さんですが、育児には旦那さんも協力してもらう必要があります。
しかし、旦那さんが育児や家事に非協力的だったり、出産後の奥さんの心身の変化に対して関心が薄い場合も原因となります。
奥さんにとっては旦那さんの気持ちが薄れているように感じしまうのです。
産後離婚はこのように、子供を産んだ後の夫婦間の関係の考え方の違い、産後クライシスから起きることが多いです。
夫婦間で積極的にコミュニケーションを図るなどして愛情を維持しあい、産後離婚を減らしていきましょう。
Photo by Quinn Dombrowski