赤ちゃんの誕生はパパにとってもママにとっても嬉しい事ですが、出産は男性が思っている以上に体にダメージを負います。
個人差はありますが長い時間陣痛に耐え、命懸けで子どもを産むのですから体力も消耗しますし、まさに傷だらけの状態です。
しかし赤ちゃんにはお乳を飲ませないといけませんので、出産したからとのんびり休んでいる暇はありません。
男性と女性では脳や体の構造が違いますので、女性は母親として何をすべきか本能的に理解していますので、体も心も消耗していてもすぐ行動できます。
しかし男性は自分の体には一切ダメージを負わないので、なかなか父親になったという自覚が持てません。
元気な赤ちゃんを産んでくれたママに感謝の気持ちはあっても、ママの痛みや苦労をなかなか理解できないままでいるので、今までと同じように接して当たり前と思う傾向があります。
特に夫婦関係やセックスなどには考えや感覚の違いが生じやすいので、パパはママの体と心がどのように変化するのか前もって勉強しておきましょう。
子どもが生まれる前にママからパパに、話をしておくのもいいと思います。
出産後は傷だらけで免疫力も低下していますので、ママは感染症を防ぐため1か月くらいはお風呂の湯船に入れません。
お風呂のお湯ですら気を使うほどデリケートな状態だということも理解しておく事が大切です。
パパも不満に思う事は増えますが、少しの間ママを労わり無理をさせないようにしてください。
このすれ違いが産後クライシスの原因となる事も多いのです。
Photo by Shane Adams