毎日、毎日、きょうだいげんかが絶えない、という家庭も多いのではないでしょうか。
どこまで見守るべきなのか、またはどうしてもいつも上の子ばかりを叱ってしまう、など、ママの悩みも尽きないものです。
笑いと笑顔をキーワードにした子育て法を提唱する原坂一郎さんが「きょうだいげんかが劇的に変わる方法」を提唱しています。
・きょうだいげんかが劇的に変わる方法が!
まずよくあるきょうだいげんかのパターンと、原坂さんからのアドバイス、そしてどのように変わったかを紹介しましょう。
小学校5年生のお姉ちゃんと年長さんの妹の、5歳差の姉妹です。
お互いに譲らず、ケンカが絶えないと言います。
妹がお姉ちゃんのゲーム機を返さなかったり、ちょっかいを出すのでお姉ちゃんも限界となり、1日に何度もケンカが起こると言います。
ママは両方の言い分を聞くようにはしているものの、たたき合いになったら長女を叱るそうです。
これに対して原坂さんは、仲裁をするときには『共感しながら』事情を聞くこと、妹には「長い時間借りないで、すぐに返すのよ」と、『すべきことを単刀直入』に伝えるようにとアドバイスしました。
お姉ちゃんに「いつも我慢しているんだね。」と伝えるようになってから劇的な変化があったそうで、次女もママの言うことを聞くようになり、ケンカの回数も減ってきたのだそうです。
・大切なのは、ママがどのように介入するか!
原坂さんは、きょうだいげんかは、「いつ介入するか」ではなくて、「どのように介入するか」が大切だと言います。
出来るだけ口出ししない、という方も多いですが、これではギリギリまで我慢して、堪忍袋の緒が切れたように叱りつけることになります。
そんなマイナスの加入よりも、子どもの満足感を与えるプラスの介入を進めています。
プラスの介入とは、『両者の言い分を聞くこと』そして『その言い分に共感すること』さらに『どちらのことも叱らないこと』です。
例えばおもちゃの取り合いでけんかをしていても、両者の言い分を共感して聞いてあげることで、お互いの気持ちがきちんと分かり、おもちゃを仲良く使おうねと導くことが出来ます。
ママのこの介入の仕方で、ストレスもグンと減りそうですね。
Photo by Marg