きょうだいで子どもを平等にしつけることは、とても大切なことです。
ついつい、力も知恵もある上の子どもに厳しくしてしまいがちですが、きょうだいケンカをした時などには平等にしつけることが重要になります。
きょうだいで子どもを平等にしつけるためのポイントを、ここでご紹介しましょう。
きょうだいケンカをしている場合には、親は子どもたちを叱るというよりも、お互いの気持ちを整理してあげることがポイントになります。
上の子どもがおもちゃを投げたり、下の子どもを叩いたり、または下の子どもが上の子どもを噛んだりすることもあるでしょう。
頭ごなしに、どちらかを怒ってしまいがちですが、ここで親も冷静になることが大切です。
まずは、お互いの気持ちを聞いてあげましょう。
どうして物を投げたりしたのか、叩いたり噛んだりしてしまったのか、必ず理由があります。
こうすることで状況を整理することができます。
さらに、ケンカの状況を改めて振り返り、どんなふうに感じたのかを親が整理してあげましょう。
そして、どうすれば良かったのか、ケンカにならなかったのか、などをお互いの意見を聞いてみましょう。
きょうだい同士が、ここで相手の気持ちも知ることができ、自分の気持ちも吐き出すことが出来るので、後々までしこりを残すことがありません。
きょうだいでケンカが始まってしまうのは、自分の思いが伝わらないからです。
子どもたちは親が平等に気持ちを理解してくれて、整理してくれることで落ち着きを取り戻します。
親の接し方一つで、きょうだいは仲が良くも、仲が悪くもなるのです。
Photo by Leonid Mamchenkov