けんかをしない日はないというほど、きょうだいげんかが絶えないという家庭も多いと思うですが、実は親の声かけが、きょうだいげんかを悪化させていることもあります。
どんな声かけがNGなのか、ご紹介しましょう。
・きょうだいげんかで言ってはいけない禁句例!
きょうだいげんかが始まり、ヒートアップしてくるとママもカーッとなるものです。
ついつい「けんかするなら、あっちでしなさい!」と言っていないでしょうか。
親もきょうだいげんかは見たくないので、こんな言葉を発してしまいますが、これでは何の解決にもなりません。
子供たちは放り出されただけと思ってしまうだけで、けんかも止むことはありません。
「あなたたち、いい加減にしなさい」という言葉も言いがちです。
これは、きょうだいげんかをしている子供たちに対してのただの文句ですから、これでけんかが終わることはありません。
本当に言いたいのは「けんかを止めて!」ということです。
子供たちにはストレートに言わないと伝わりませんから、そのまま伝えることが大切です。
・これではきょうだいげんかが悪化してしまう!親の悪い声かけとは・・
きょうだいげんかが始まって、言ってしまいがちなのが上の子に対して「お姉ちゃんでしょ!」「お兄ちゃんでしょ!」という言葉です。
また、下の子にも、「あなたもそれくらいで泣いちゃダメよ!」と叱ってしまうものです。
きょうだいげんかの声かけで重要なポイントになるのは、どちらが悪いと決めつけないことです。
どちらも正しいのは自分と思っているものです。
親から自分が悪いと決めつけられてしまうと、きょうだいげんかの元となっていたこと以外にも違う怒りが生じてしまい、さらにきょうだいげんかが悪化してしまいます。
歳が上か下か、または性別だったり、先に手を出した方が悪い、などと決めつけてしまいがちです。
どちらかが悪い、という決めつけた声がけは、きょうだいげんかを悪化させてしまい、きょうだいの仲を悪くさせてしまうだけであることを知っておきましょう。
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