年の近いきょうだいがいれば、家の中でのきょうだいゲンカは日常茶飯事のことです。
どうすればきょうだいが仲良くしてくれるのか、と悩むママも多いかと思います。
ママとしてはどうしても、お兄ちゃんやお姉ちゃんにしっかりして欲しい、と強く叱ったり厳しく接してしまいがちですが、これはきょうだい仲を悪化させてしまう原因となります。
きょうだいを仲よくさせたいなら、出来るだけ平等に接するようにして、できれば、上のお子さんにやさしくするようにしましょう。
お兄ちゃん、お姉ちゃんだから、と差別をしないで、きょうだいケンカをしていたら、両方の言い分を聞いて、平等に扱うことが大切です。
一方的に上の子どもに我慢をさせたり、叱ってしまうことは禁物です。
親としては「なるべく平等に」と意識が働きますが、この伝え方は、意外とどちらの子にも不満が残ってしまうとも言われています。
みんな自分を一番に可愛がってほしいと思っているからです。
ママとしては、どうしても自然と下の子どもを贔屓目にしてしまうので、上の子どもに特にやさしく接するくらいでちょうど良いかも知れません。
特に上の子どもは下が出来た途端に変化する、ママの態度に敏感になっています。
それまで自分だけが独占できていたママの愛情が、下の子どもに取られてしまうからです。
ママを下の子どもに奪われたと、上の子どもはママに反抗しながらでも、実はとてもさみしく感じているので、上の子どもを可愛がり過ぎるくらいでちょうど良いのです。
また、下の子どもには、上の子どもが下の子どもに優しくしてくれた話しをしてあげるのもおススメです。
小さかった頃に上の子が下の子のお世話をしていた話しなども良いですね。
上の子どもには、下の子が大好きだって言っていたよ、と伝えてあげましょう。
上の子どもにやさしく接するように意識することや、きょうだいたちがお互いを思いやっていることを影で伝えてあげることが仲良くさせる裏技です。
ママがきょうだいの一人に構って、他のきょうだいが嫉妬したり、不満を爆発させた時は、みんなが見てないところでこっそり「あなただけ特別よ」と抱きしめてあげたり、小さな食べ物をつまみ食いさせてあげたりするフォローも効果的です。
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