子供の教育というのは学校に行ってから始まるものではなく、未就学の頃から始まっています。
と言っても、無理やり私立の幼稚園に入学させるということじゃありませんし、小学校の勉強を小さいころからさせるということでもありません。
子供が小さいうちの教育というのは、学ぶことに対しての興味を持たせたり、出来ることの喜びを教えてあげるということです。
ですので、基本的に親の学歴は関係ありません。
ただし、親の教養というのは子供の教育に反映されてしまうものです。
教養というと身構えてしまいますが、「いつでも学ぶ姿勢」ということです。
教養に関しての意識は人によって違い、高学歴であることという方もいれば、社会常識がきちんと身についていることが教養という方もいるでしょう。
ですがその根本にあるのは、勉強でも常識でも、学ぶという姿勢です。
こういった土台があるからこそ競争率の高い学校に入学できたり、我慢をしたり、人に迷惑をかけないなどの常識的な行動を身につけることができるのです。
もしも親が教養を身につけていないのであれば、子供を教育することはできないでしょう。
勉強のやり方が分かっていなければただ単に「勉強しなさい」ということしかできませんし、常識がなければ善悪を教えることもできません。
子供を正しい方向に導くのは親の役割でもあるので、親の教養は子供の教育に絶対的に必要なことなのです。
もちろん育った環境によって教養の付け方は違いますから、完全じゃなかったり自信がないという方もいるでしょう。
そういった場合は、親も一緒に学ぶという姿勢で子供を教育していきましょう。
自分にできないことを押し付ければ子供は反抗しますが、自分も一から学ぼうとすれば、その姿勢が子供の教育にもなるはずです。
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