親が探し物をしていると実は子供がどこかに隠していたということはありませんか?
子供のいたずらとして叱ることもありますが、子供にしてみると構ってほしいと言う気持ちが隠れていることがあるようです。
・理解してほしいシグナルの発信
物を隠すということは親にとっては人に迷惑をかける行為です。
親にしてみれば理解不能な行為ですし、しかも何度も繰り返すといい加減やめてほしい、そんなに親を苦しめて楽しいのかと思ってしまいます。
なぜものを隠すのか、そう聞いた時に自分の行動を否定した場合、子供は自分をもっと見てほしいと思っていることがあります。
何かに追い詰められ、自分を守るものがなくなっている状態なのです。
子供は自分がしたことを悪いことだと分かっていますから、なぜ隠すのか考えてみることも大切です。
・受け入れることが大切
子供が物を隠すことが本当に悪いことなのか、その判断をする前に子供が寂しい思いをしていないか、何か苦しんでいないかまず聞いてみましょう。
ゆっくりと落ち着いて話すことで子供も正直に話をする体制ができますので、自分の気持ちを教えてくれます。
それは親に対しての感情かもしれませんし、中のいい友達と喧嘩したなどと言ったことかもしれません。
話を聞いたうえで、子供の気持ちを理解したことを伝え、それから反省を促すといいでしょう。
子供は気持ちを表現するのが徐々に苦手になってくることがありますが、親子のコミュニケーションが取れ、信頼関係が築けていれば聞いたことに対してきちんと答えてくれるのです。
Photo by Miika Silfverberg