一番近いライバルとして兄弟を比較することには、お互いを高め合っていくことができるというメリットがあります。
兄弟がいれば一緒に遊ぶのはもちろん、お兄ちゃんは弟の面倒を見る、弟はお兄ちゃんを助けることを学べますし、将来的には兄弟が支え合って生きていけるので親としても安心でしょう。
一人っ子の場合だと、比較をする対象はお友達になってしまうので、子供からすると比較されたとしてもあまり競争心が湧きません。
ですが、兄弟がいれば常に目の前に比較できる対象がいるので、自ずとやる気が湧いたり負けたくないという気持ちが生まれてきます。
それに子供というのは、親に褒められたいという気持ちがありますから、より一層頑張ります。
兄弟がいることで、自分で出来るようになりたい、自分の方がすごいと言われたいという気持ちが芽生えるので、生活の面でも勉強の面でも頑張りますから自立心も育つというメリットもあるのですね。
ただし、兄弟は競争相手でもありますが、平等に扱われているかということも気になるものです。
小さいうちは親に頼るしかないので、比較されてばかりいると親への信頼が薄らいだり、愛されているかどうかを疑うようになってしまいます。
比較されてもいつも自分が優位に立っていれば問題ありませんが、お兄ちゃんが優れていることもあれば、弟が優れた結果を残すこともあります。
こういった場合にきちんとフォローができないと、負の感情によってひねくれたり、愛を感じられないことで自分を卑下するようになるというデメリットがあるので気をつけましょう。
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