我が子が幼稚園でお友達と仲良くしているのかとどんなママでも気になるものです。
しかし中には、同年代のお友達と遊ばない子供もいます。
そんな子供たちは、どのような気持ちでいるのでしょうか。
・同年代の子供と遊ばない息子・・子供の気持ちは!?
アスペルガー症候群と診断された1人の男の子のお話です。
この男の子は、保育園の頃には集団に入ることが出来ず、1人で数字を書いて遊んでいたと言います。
担任の先生は、男の子の積極性に欠ける点を問題視していました。
男の子の気持ちをママが訪ねたところ「一緒にお友達と遊んでいる」と答えます。
先生からお友達と一緒に遊ばないことを指摘されていたママは、子供の気持ちをもっと詳しく聞いてみました。
するとどうやらこの男の子は、お友達と一緒の部屋にいて、自分は好きなことをして十分に楽しい気持ちでいたのです。
お友達が電車ごっこをしているのを見ているのが楽しく、それでこの男の子は何も寂しい思いはしていなかったのです。
自分は他の遊びがしたかったのでそれをしながら、お友達が遊ぶのも楽しく見ていたのです。
・子供のやりたい気持ちを尊重することが大切!
一見、仲間に入りたくても入れないのはかわいそうとか、協調性に欠けるのは良くないことだとか周囲の大人は感じてしまいます。
しかし、男の子は寂しい思いはしておらず、とても楽しく過ごしていました。
ただ、電車ごっこに入らないことを良くないことだと言われることはとても嫌だったそうです。
男の子は、自分の好きなこと相手が好きなこと、両方とも尊重されたいと願っていたのです。
ついつい大人はみんなと同じことをすることを子供に求めてしまいます。
子供のやりたい気持ちを大切にすることで、子供一人ひとりが持っている可能性も広がっていくはずです。
Photo by Edwige